2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

岡崎次郎『マルクスに凭れて六十年 自嘲生涯記』を読んだ

マルクスに凭れて六十年: 自嘲生涯記 増補改訂新版 作者:岡崎 次郎 航思社 Amazon ブクログに書いた感想をコピペ。 岩波文庫、大月書店の『資本論』翻訳者による暴露本的な自伝。法政大学出版局から出る予定だったが当大学の教授や学生を揶揄する箇所を書き…

鈴木大介『ネット右翼になった父』を読んだ

ネット右翼になった父 (講談社現代新書) 作者:鈴木大介 講談社 Amazon 著者の父親は晩年にヘイトスラングを口にし、右傾的なYouTubeチャンネルを視聴し、社会的弱者は自己責任と批判するネット右翼と化した。その原因を父親の死後検証する、という内容。 結…

大江英樹『90歳までに使い切る お金の賢い減らし方』を読んだ

90歳までに使い切る お金の賢い減らし方 (光文社新書) 作者:大江 英樹 光文社 Amazon 以下、ブクログの感想からコピペ。 日本人は死ぬ時にもっとも金を持っている。大金を残したまま死ぬよりも生きている間に使い切る方が幸福ではないか? という『DIE WITH …

浜辺美波が最高すぎたんだが? ──映画『シン・仮面ライダー』感想

仮面ライダーはブラックをたまに見ていたくらい。もっと小さい頃スーパー1を見ていたような記憶もおぼろげにあるがムックを読んだだけかもしれない。どのみち覚えていないのだから見たことにならない。自分の仮面ライダーはブラックである。アマプラのブラッ…

新宿御苑で桜を撮る

近所では桜が少しずつ咲きはじめた。本格的な開花は来週以降になりそうだが来週はほぼ毎日雨の予報。なので早めだが天気のいいうちに花見に行くか、と日曜、同行者とともに新宿御苑へ。なぜ近場の公園などではなくわざわざ電車に乗って新宿御苑なのか。新宿…

初めてのTime Machine

正確には覚えていないが多分20年以上パソコンを使っている。初めて買ったNECのラップトップにはWindowsMeが入っていた。その後4回買い替えて現在はiMac late2015を使っている。この間、ただの一度としてバックアップを取ってこなかった。大切なデータといっ…

高村友也『自作の小屋で暮らそう』を読んだ

自作の小屋で暮らそう ──Bライフの愉しみ (ちくま文庫) 作者:高村友也 筑摩書房 Amazon 山梨のとある雑木林の中に自作の小屋を建てて暮らしている著者の生活記録。副題のBライフとは「安い土地でも買って適当に小屋でも建てて住んじゃおうという、言ってし…

小野一光『新版 家族喰い』を読んだ

新版 家族喰い 尼崎連続変死事件の真相 (文春文庫) 作者:小野一光 文藝春秋 Amazon 尼崎連続変死事件についての本。この事件でインパクトがあったのは主犯の「ファミリー」が暮らしていたマンション最上階の部屋のバリケード。周囲から見えないように囲って…

パートナーとしての動物、家畜としての動物──濱野ちひろ『聖なるズー』と内澤旬子『飼い喰い 三匹の豚とわたし』を読んだ

聖なるズー (集英社文庫) 作者:濱野ちひろ 集英社 Amazon 『聖なるズー』は主にドイツの動物性愛の人々(ズーフィリア)を取材した本。動物性愛、動物とセックスするなんて、と読む前はちょっと忌避感があった。しかし読んでみると読む前想像していたのとは…

頭木弘樹 編『うんこ文学 漏らす悲しみを知っている人のための17の物語』を読んだ

うんこ文学 ――漏らす悲しみを知っている人のための17の物語 (ちくま文庫 か-71-4) 作者:頭木 弘樹 筑摩書房 Amazon 珍しい、排便にまつわるアンソロジー。よかったのは尾辻克彦「出口」、山田風太郎「春愁糞尿潭」、筒井康隆「コレラ」、山田ルイ53世「ヒ…

松本清張『小説帝銀事件』を読んだ

小説帝銀事件 新装版 (角川文庫) 作者:松本 清張 KADOKAWA Amazon (ブクログの感想から引用) 小説と謳っているがノンフィクションのような。方便だろうか。序盤は読ませるが中盤から終盤にかけての叙述が公文書のように硬くて読み飛ばし。松本清張の文章、…