映画『福田村事件』を見た

ちょうど100年前の1923年、現在の野田市で起きた自警団による虐殺事件を元にしたフィクション。イオンシネマ板橋が最寄りの上映館だったので行ってきた。ちょうど夕食の時間帯の上映にも関わらずほぼ満席。 震災直後の混乱の中で流言蜚語が飛び交い、無実の…

川崎チネチッタで映画『オオカミの家』を見てきた

カルト団体のコミューンから脱走した少女が体験する悪夢のような世界をストップモーションアニメで描いた映画『オオカミの家』。面白そうだから見に行きたかったが上映館が少ない。最寄りの川越スカラ座は上映スケジュールがまだ先。イメージフォーラムまで…

『BRUTUS No.991 怖いもの見たさ。』を読んだ

BRUTUS(ブルータス) 2023年 9月1日号 No.991 [怖いもの見たさ。] [雑誌] マガジンハウス Amazon ホラー特集号。 熱心なマニアではないけれどジャンルとしてホラーはわりと好き。 なぜホラーが好きなのか。 恐怖は人間にとって強烈な感情(生存本能に直結して…

修行が終わりエポスゴールドカードが届いた

先日、エポスゴールドカードが届いた。 今年の1月、ノーマルのエポスカードを作った。 が、当時は三井住友ゴールドNLの修行中(年間100万円利用で年会費永年無料&1万ポイント付与)だったので利用せず放置。 三井住友の修行が4月上旬に終了*1したのでようや…

夏季休暇中に見た映画3本 『ミンナのウタ』『ヴァチカンのエクソシスト』『イノセンツ』感想

『ミンナのウタ』 『リング』と『呪怨』を足して薄めたような感じ。GENERATIONSのメンバーが本人役で出演して怪異に巻き込まれる。実質的な主人公は失踪したメンバーを探す探偵役のマキタスポーツ。汚ならしい中年の役がハマっていた。始まってすぐにGENERAT…

大宮周辺をぶらつく

1泊2日、埼玉県在住者が大宮とさいたま新都心をぶらついてきた。このエリアには馴染みがない。埼玉は広い。 8月13日。日曜日。 予報だと台風の影響で雨だったが曇ってはいるものの持ちこたえていた。気温高く蒸し暑い。気圧の関係か、朝起きてからずっと鈍い…

中森弘樹『「死にたい」とつぶやく 座間9人殺害事件と親密圏の社会学』を読んだ

「死にたい」とつぶやく 作者:中森弘樹 慶應義塾大学出版会 Amazon ブクログによると読んだのは4月。示唆に富んだとてもいい本だったが感想を書くのが難しく、時間がかかりそうだったので放置していた。夏季休暇で時間があるのでハイライト箇所を振り返りつ…

10年以上ぶりに村上春樹を読んだ 『街とその不確かな壁』感想

街とその不確かな壁 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 6月に読んだのだが感想を書くのが億劫で放置していた。なのでところどころ記憶は薄れているがさらに忘却する前に記録しておく。 自分は村上春樹の熱心な読者ではない。『世界の終りとハードボイルド・ワンダ…

俺も森で隠遁したい シルヴァン・テッソン『シベリアの森のなかで』を読んだ

シベリアの森のなかで みすず書房 Amazon 7月、一冊も本を読み終えなかった。職場が異動になり、知らない人たちと知らない業務をやるのに疲労し、仕事から帰ってきても本を読む気力を出すのが難しく。新しい仕事を覚えるのが中年の衰えていく一方の脳にきつ…

ガジュマルを植え替えた(4号→5号)

今年の4月にカインズの園芸コーナーで買ったガジュマル(648円)が夏になってだいぶ成長して4号の鉢がきつそうだったので植え替えた。 本日より夏季休暇。朝9時にカインズへ。平日朝なので空いていた。5号の鉢、観葉植物用の土、鉢底ネット、鉢底石、以上を…

カレーばっかの日々

今、セブンイレブンでカレーの祭典というフェアをやっているのをXで知った。どれも旨そうで食べたくなり結果ここ数日毎晩カレーを食べる事態に至った。 www.sej.co.jp 有名店とのコラボ商品の数々。 ラインナップにエリックサウス監修ビリヤニが入っていて、…

トム・クルーズとイーロン・マスク、どこで差がついたのか 『ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE』を見た

4DX吹替で見てきた。 ミッション:インポッシブルシリーズ、過去作は一つか二つしか見ていない。なのに新作を見に行ったのは、予告編でトム・クルーズがバイクで崖からダイブするシーンがすごかったから。実際見たらバイクでのダイブ以上にカーチェイスや機…

ある週末の過ごし方

7月22日。土曜日。 朝6時頃起床。普段はこんな早く起きない。ブログを書いたりゼルダをやったりして過ごす。ゼルダ、素材集めと地底の探索をやりつつ少しずつメインストーリーを進めているがすでにプレイして120時間を超えてきたせいかだんだん飽きてきた。…

『寝そべり主義者宣言 日本語版』を読んだ

はてブ見てたらこんなニュースが目に入った。 jp.reuters.com 16歳から24歳の失業率が約20%、しかし統計の取り方次第では40%を超えている可能性もあると。この記事に引用されている大学教授のコメントの「家で寝そべっている」若者とは寝そべり族を指してい…

『ユリイカ2023年7月号 特集 奇書の世界』を読んだ

ユリイカ2023年7月号 特集=奇書の世界 作者:竹中朗,山本貴光,吉川浩満,円城塔,酉島伝法,春日武彦,樺山三英 青土社 Amazon 面白そうだったので購入。 ユリイカ、知ってはいたが買ったのも読んだのも初めて。ほぼ丸々一冊が特集の内容に割かれている。寄稿者…

作画の凄さに圧倒される 映画『君たちはどう生きるか』感想

ネタバレあり感想です。 予告編も宣伝も一切なしという異例の公開。事前情報まったくない状態で見に行くぜ〜と思っていたのに金曜日だったか、はてブを開いたら声優3人の名前が思いっきりタイトルに出てる記事が出てきてげっとなった。いくら公開日だからっ…

SNSから距離を置く

イーロン・マスクによる買収後のTwitter、ゴタゴタ起き過ぎ。あと金の話出し過ぎ。 冷める。 不便を強いてもTwitter側にはユーザーに寄り添うみたいな姿勢一切なく開き直るし、そんなサービスを文句言いながらも利用し続けるのなら『デジタル・ミニマリスト…

クリアには程遠い状態だがプレイ時間が100時間を超えたので『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』について少し書く

今回もハイラル城は不気味 ネタバレあり。 はっきりとは覚えていないがたぶん6月の第1週からプレイ開始。現在110時間ほどプレイ。我ながらかなりやっている。時間泥棒なので仕事のある平日は1時間程度しかやらないようにしてストーリーは進めず素材集め、フ…

オリコカード・ザ・ポイントよ、さらば

2017年10月から4年くらいずっとメインとして使っていたオリコカード・ザ・ポイントを解約した。 年会費無料、基本還元率1%、ETCカード年会費無料とソツのない優等生的なクレカ。このカードを持つようになってからクレカの還元率を意識するようになった。貯ま…

末木新『「死にたい」と言われたら 自殺の心理学』を読んだ

「死にたい」と言われたら ――自殺の心理学 (ちくまプリマー新書 428) 作者:末木 新 筑摩書房 Amazon 統計学、心理学、生物学等複合的な観点から自殺について考察する。 統計的には、 ・日本における自殺の原因の4割は健康問題。 ・男性と女性では前者の方…

ひとりものの生きる道  荒川和久『「居場所がない」人たち 超ソロ社会における幸福のコミュニティ論』を読んだ

「居場所がない」人たち ~超ソロ社会における幸福のコミュニティ論~(小学館新書) 作者:荒川和久 小学館 Amazon 今後の日本社会は人口減少を回避できない。 それに伴い生涯独身者も増加する。 独身男女と既婚男女の幸福度調査における差異。 すでに崩壊し…

そこに「怪物」は存在したか? 映画『怪物』感想

この映画について核心に触れずに感想を書くことは難しい…。 なので以下ネタバレあり。 この映画は内容をあまり知らずに見に行った方が驚きがあり楽しめると思う。予告は見ていても問題ない。予告は核心部分にはふれていない…わけじゃないがミスリードされて…

映画『TAR/ター』を見た

見た…のだが何が言いたいのかよくわからん映画だった。 以下、ネタバレあり。結構厳しめの感想。 ラジオでの町山さんの紹介を聞いたときは才能ある傲慢な音楽家(指揮者)がキャンセルカルチャーにより栄光の座から失墜する、そんな話なのかなと勝手に想像し…

松浦晋也『母さん、ごめん。2  50代独身男の介護奮闘記 グループホーム編』を読んだ

母さん、ごめん。2 ― 50代独身男の介護奮闘記 グループホーム編 作者:松浦 晋也 日経BP Amazon 前作、要介護の母親と同居する独身中年として共感しながら読んだ。 前作は著者が自宅介護の限界を悟り母親をグループホームに入居させるまで。本書はそこから始…

4DX3Dは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』のために作られた

と思ってしまうくらいハマっていた。 自分、マーヴェルとか全然知らない。見てないから。 この映画も前2作は見ていない。 だが少し前にジェームズ・ガン監督の『極悪党、集結』が評判いいのを知りどんなもんかと配信で見てみたらあまりに面白すぎてぶっ飛ん…

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を見た

4DX3D吹替で。 3D映画見るのはたぶん『ライオン・キング』以来。たしかIMAX3Dだった。 さっき調べたらファミコンのスーパーマリオ発売が1985年。今年で38年。もうそんなになるのか。 自分が45歳。小学生の頃からマリオはあった。が、あまりゲームに親しむ子…

伊藤明彦『未来からの遺言 ある被爆者体験の伝記』を読んだ

未来からの遺言――ある被爆者体験の伝記 (岩波現代文庫) 作者:伊藤 明彦 岩波書店 Amazon 被爆者体験の記録をしてきた著者はある会合である被爆者の男性と出会う。彼は長崎で被曝したと自己紹介した。 男性の語る半生は過酷でありながらドラマチックでありま…

サンライズ瀬戸で高松へ行ってきた

サンライズ瀬戸・出雲は国内唯一の寝台特急であるという。 寝台特急、ロマンがある。存在を知ったのは『ぱらのま』1巻を読んで。お姉さんが車内で横になって個室の窓から向かい側ホームに整列する勤労者を眺め優越感に浸る印象的なシーン。これで興味を持っ…

西牟田靖『本で床は抜けるのか』を読んだ

本で床は抜けるのか (中公文庫) 作者:西牟田靖 中央公論新社 Amazon 蔵書整理に関する本。 タイトルになっている疑問に関しては最低でも1000冊から心配すればいいようなので紙の本の蔵書が400冊以上500冊未満*1な自分はとりあえず心配しなくてもよさそう。ま…

自己啓発について。『スペクテイター<51号>自己啓発のひみつ』と『闇の自己啓発』を読んだ

スペクテイター〈51号〉自己啓発のひみつ 幻冬舎 Amazon 『スペクテイター』でのインタビューで真鍋厚さんは自己啓発の定義について「身体やメンタルといった自己の能力について、自主的な向上を目指そうとする考え」だと答えている。 その方向性は二つ。一…