今週の休日

土曜日。早稲田松竹にて「ア・ゴースト・ストーリー」「アンダー・ザ・シルバーレイク」の二本鑑賞。前者は、死んだ夫が死後ゴーストになって自分のいなくなった世界を観測し続けるという筋。不気味だが可笑しくもあるゴーストのルックスが秀逸で、悲壮な物語にいい意味で軽みを与え、見ている側の負担を減らす。作中の変に間延びしたシーン(夫婦がベッドでキスするシーン、夫を亡くした妻がパイ?をやけ食いするシーン)はテンポを悪くしているように思えた。台詞がかなり少なく静的な映画。終盤、再開発?の後から時系列が前後したのか、ゴーストが二人になって困惑。ラストは、まあそうだろうという感じ。作家性の高い映画で、自分には少し退屈だった。後者は、ハリウッドでぶらぶらしている青年が引っ越してきた美女といい仲になるも彼女が突然失踪し、その行方を追う過程で幻覚というか妄想というか、そういうものに取り憑かれていくという筋。YouTubeで予告を見た限りではミステリーめいてとても面白そうだったが、謎解きは行き当たりばったりな感じでカタルシスは少ないし、主人公がやたらと性行為ばかりしているのが馬鹿馬鹿しいし、画面が綺麗でゴージャスな感じはあるんだけど、不思議と安っぽい感じを受けた。ホームレスの王とか、彼女の居場所とかも、現実なのかどうか。考察するのが楽しい人向きか。自分は面倒臭いのは苦手。二本とも5段階評価で3てところか。映画を観終わった後は西荻窪へ移動して遅いランチ。音羽館盛林堂書房、猫の手書店を巡り、荻窪へ移動してささま書店へ。文庫本を3冊購入。夕方、女の人と合流して、いつもの中華料理屋でレバニラ炒め定食。日曜日。投票。女の人と原宿へ行く。スープカレーを食し、パーカーを購入し、明治神宮へ平成最後のお参り。連れは御朱印を記帳してもらっていた。その後渋谷まで歩くも、暑いし、遠くて足が痛くなるしでテンションだだ下がり。休憩しようにもカフェなどどこも満員で不可能。東急の丸善ジュンク堂で本を買い、フレッシュネスバーガーで休憩。自家製ジンジャーエールが飲みたかったのに品切れと言われ落胆。地元に戻り、イオンモール内のフードコートでリンガーハットを食す。ちゃんぽんも餃子も炒飯もリンガーハットのはそのへんのちょっと混むラーメン屋よりも美味しい気がする。自分はかなり好き。フードコートでの食事は、以前はなんか格好悪い感じがして避けていたのだが、いつからか、広々した開放感が気分的に合うようになり、よく行くようになった。店内に入ることがアウェーのように感じるのだろうか。フードコートは気分的に楽なんだな。話していることも喧騒に紛れて消えていくし、気を使わなくて済むところが。