今週の休日

土曜日。10:00から109シネマズ菖蒲にて「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」IMAX鑑賞。今週はこれを楽しみに平日の仕事を乗り切ったと言っていい。面白く見られたけれども期待していたほどではなく。中盤のヒッピー関連の場面がすこしだるい。ラストのアクションシーンは爽快感とユーモアがあって最高。ディカプリオ演じる落ち目の映画スターが愛嬌があり良かった。かつやで昼食。帰宅してアマプラで、「ゲーム・オブ・スローンズ」のシーズン4を見る。海外ドラマをここまで見たのは初めてで、「ウォーキング・デッド」も「プリズン・ブレイク」も「ファーゴ」も全てシーズン1で飽きて止してしまったがゲースロは違う。シーズン1の最終話で一気に引き込まれ、その衝撃が薄れかけた頃に「キャスタミアの雨」で再び仰天する。シーズン4の最終話、アリアの影のある部分がよく表現されていて見応えがあった。複数のパートに分かれている中で自分が楽しく見ているのはアリアの放浪と、ラニスター家を中心とする王位争奪戦。ナイツウォッチとデナーリスのパートは流し見だったり飛ばしたり。全部をきっちり見ようとすると途中で飽きそうなので身勝手な見方をしている。好きな人物はアリア、ハウンド、ポッド、ティリオン、ブロンあたり。このドラマは嫌な奴だらけなのにそれが面白さに繋がっているのがおかしい。時間があるとゲースロを観ているのでプルーストが全然進まない。

日曜日。午前中ゲースロ。午後女の人と合流。MOVIXさいたまで「存在のない子供たち」鑑賞。やっと見られた。貧困によって蝕まれる人間の心。「立派な、尊敬される大人になりたかった」という少年の独白の重さ。彼は、自身よりも他人の赤ん坊の命を優先できる愛の人であるのにそれが報われないのが悔しいし、悲しい。女の人は隣で啜り泣いていた。自分はただ圧倒されていた。惨めなはずの通りや住居が俯瞰で見ると美しく見えるのが不思議だった。救いのあるラストで良かった。今年はいい映画が多い。そして映画は映画館で見るべきものとの認識を強くする。たとえドラマ映画だったとしても、50インチ程度のテレビで見るのとスクリーンで見るのとでは体験として全然違う。夕食はフードコートのリンガーハット