今週の休日

土曜日。ヒューマントラストシネマ渋谷にて「ボーダー 二つの世界」鑑賞。人種差別や偏見がテーマの映画と読んだが、重い。暗い。とても疲れる二時間だった。おまけに、近くの席の女性がドリンクホルダーに置いたペットボトルのラベルを爪で掻き続けるので不快感が倍増。映画が終わった後頭痛を覚える。雨は降っていなかったので東中野ブックオフへ。初めて降りる駅。小型の店舗で、岩波文庫ちくま文庫講談社文芸文庫はそれなりに数があり、古書コーナーもあり、ちょっと珍しいような本もあったが何も買わず。単行本の色川武大狂人日記」が安かったので迷ったがよした。中野へ移動し、GARAKUで遅いランチ。並ばずすんなり入店できた。定番の、野菜とチキンのスープカレー注文。うまし。八王子店より店内が広くて居心地がよかった。ブックオフへ。ここは東中野より規模が大きく、前述の三文庫もより充実、古書コーナーにも珍しげな本がちらほら。状態のいいフォースターの「眺めのいい部屋みすず書房版が安かったので即買い。文庫版の「狂人日記」をここでも見かけ、東中野の三倍の値段だったがこれも縁と思い購入。状態の良さそうなフォースター著作集がまだ6冊ほど残っていた。「インドへの道」と「ハワーズ・エンド」はなかった。これで都内の、古書も扱うブックオフ4店舗を巡ったことになる。在庫のタイミングもあるだろうが、自分としては高田馬場が最も好みで、他の3店舗は、中央線沿線のカジュアルな古書店の方が充実している印象。よみた屋とかささま書店とか盛林堂書房とか。

日曜日。女の人と上野へ。アメ横の「革の館」にてレザーブルゾン購入。スタッフの方が丁寧で、適度な距離感を保った接客をしてくれて気持ちよく買い物ができた。ありがたいことに値段もまけてくれた。浅草口のファーストキッチンへ移動してランチ。ここのフライドポテトは他のハンバーガーチェーンより美味しい気がした。一服後、国立科学博物館へ。企画展を見、地球館の三階の動物たちの剥製を眺め、日本館をぶらぶら。何年か前に来たときから展示がリニューアルされていてモダンでおしゃれになっていて感心。一日かけて館内の展示を全てじっくり見、説明書きも全部読む、そんな贅沢な過ごし方を夢想する。途中で飽きるだろうが。帰宅して鏡の前で一人ファッションショーをしたら、レザーブルゾンが買った店の鏡で見た時より似合わなくなっている気がする。なぜ? 服は変わっていないはずなのに。買うときはいいなと思ったのに、いざ買って家に帰って改めて見ると微妙に感じられてくるこの謎現象。