今週の休日

金曜日有給。女の人と出かける。神保町の丸香にてかけうどんを食す。三度目の訪問だが、以前とは違って麺のコシがソフトになっていて違和感。つゆは相変わらずうまし。すだちトッピングの中盛、かしわ天とちくわ天は共に大きく、運ばれてきたときは食べられるか不安がよぎったが、一口啜るとあっという間に完食できてしまう。うまし。初めてここの讃岐うどんを食べたときはその旨さに感動したものだった。三省堂で立ち読み、買わず。日比谷のシャンテで「グレタ」鑑賞。期待していなかった分楽しめた。中盤までは退屈、中盤以降(「箱」以降)俄然緊迫感が増し面白くなる。美しいヒロインが追い詰められていく、ヒッチコック的な怖さがある。途中の夢のオチにはそうなるのかと感心した。ちょっとしたグロ描写がいいスパイスになっていた。「グレタ」は善意につけ込むストーカーの映画。以前ユーロスペースで見た「隣の影」は日当たりをめぐるご近所トラブルの映画。どちらも国境に関係なく、日常で起きそうな出来事を戯画化した点が親しみやすい。ストーカーの目的がいまいち不明瞭なままだったのが残念。生来の気質か病か、それとも喪失感が動機だったのか。上映後、後ろの席の女性二人組が面白かったね、と漏らし、出口の階段では女性四人組が内容について語り合っている、その感じが、シャンテのオールドチックな箱と相まって、懐かしさの混じった余韻を覚えた。映画そのものも自分好みだったし、さらに上映後の雰囲気がよくて、忘れられない鑑賞になった。本当、あの映画館のあの回で見られてよかった。夕飯は札幌ドミニカの銀座店でチキンと野菜のスープカレー。以前に新宿でも食べたがうまし満足。日比谷へ戻り宿泊。

土曜日。チェックアウト後TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて「ターミネーター ニューフェイト」鑑賞。続編にするにはパラレルワールドしかなかったか。工場内での戦い、カーチェイス、銃撃戦、墜落する輸送機内での戦いなどアクションは凄い。けれどもストーリーが結局は2の焼き直しでしかない。リンダ・ハミルトンシュワちゃんが出ていなければ見なかったかもしれない。意外にもシュワちゃんが活躍したので嬉しかった。ただ、彼が「変わった」設定は無理がありすぎて突っ込む気にもなれない。頭空っぽにしてアクションを楽しむ、ワイスピと同じような映画として見るべきだろう。自分としては一度来てみたかった六本木のTOHOに来られて満足。観賞後、近くにある上島珈琲で一服。芝公園に戻り二日目の宿にチェックイン。東京タワー前まで散歩し、飯屋を探して虎ノ門方面へ歩くも、ほとんど店がない。結局地下鉄で丸の内まで出、居酒屋で夕食。生中と日本酒一合でいい感じに酔う。宿に戻り風呂にも入らずベッドに飛び込み爆睡。

日曜日。起きるとまだ少し酒が残っている。弱い。朝風呂。朝食ビュッフェ。チェックアウト後赤羽橋から再び六本木へ行き、出雲大社東京分祀へお参り。家族へのお守りを買う。ブックファーストへ寄る。電車に乗って帰宅。サイゼリヤで遅めのランチ。三日間とも晴れてよかった。「ターミネーター」で今年80本目の劇場鑑賞。よく見ている。あちこちの映画館にもよく行っている。年内であと楽しみにしているのは「ドクター・スリープ」「家族を想うとき」「ある女優の不在」。