今週の休日

土曜日。午前中、先週採取してもらった風疹の抗体検査の結果を聞きに内科へ行く。10:30ころ到着したらすでに30人くらいの人で混雑。抗体あるから予防接種必要なし、たったそれだけを聞くのに1時間待たされるのも、病院とはそういうところだとすでに慣れた。古典新訳文庫「ドルジェル伯の舞踏会」を30頁ほど残していたので半年ぶりくらいに続きを読んで待ち時間に読了。新潮文庫で読んでいたがやはり名作と思う。三者の心理を徹底的に掘り下げて、まるで自分のことのように思えてくる。翻訳もだいぶ読みやすかった。またそのうち読み返そう。クリニックを出て満洲へ。やみつき丼と餃子。これが自分の定番メニュー。帰宅して父親のMNPの手続き。UQモバイルへの申し込みまで完了。結果待ち。夕方、美容室にて散髪。軽く部屋の掃除。

日曜日。女の人と合流。バーガーキングにてスノーチーズワッパー(オールヘビー)を食す。旨いが…先だって食べたチーズワッパーの感動はなく。作る人によるのか?立川へ移動し、シネマ・ワンにて「家族を想うとき」鑑賞。労働と貧困と家族の問題。誰も幸福になれないシステム。深夜、少女が目を覚まして廊下に出ると家族写真にスプレーでバツが描かれている場面に行為者の怒りと悲しみと絶望がこめられているようで息を飲んだ。屋内のシーンが多い映画だが、主人公が娘と二人で宅配しているシーンではユーモアと躍動感があり、鮮やかな緑と日没が見ていて楽しかった。彼女が両親に真実を吐露するシーンに涙が出た。「岬の兄妹」「天気の子」「存在のない子供たち」「ジョーカー」など、自分は今年、というか今の映画の主題の一つとして貧困、労働問題があると見る。観賞後、駅を抜けて一福といううどん屋へ。ここが思いのほか旨く、気に入る。とり天さくさく。うどんはコシはやわらかめだが汁が旨い。値段も高くなくすっかり気に入ってしまった。また来たい。すぐ近くに蒙古タンメン中本もあり、ここも行きたくなった。