頭痛で死にかける(半年ぶり)

5/28

朝起きると多少の頭痛と寒気。やっちまったかと思い、ユンケルを飲んで出勤。この程度の体調不良ならままある。しかし午前中どうにもだるく、昼飯も半分くらい残す。15:00頃まで仕事をして一区切りついたところで、上司に、具合が悪いので帰りたい旨を告げる。了承され帰宅。帰るなり布団に潜り、そのまま眠る。飯も食わず、風呂にも入らず、眠り続け、夜中に何度か起き、朦朧としながら眠るのを繰り返す。帰宅時体温36度。

 

5/29

明け方、目を覚ますと昨日より悪化。会社に休む旨を連絡。体温36度。右目の奥が圧迫されるような痛み。同時に、頭の中でバスケットボールの試合でもやってるように痛みが響く。目を開けていられない。目眩と気分の悪さで、布団の中を転々とする。トイレに行くのに起きるのも大儀。尿は真っ黄色。トイレ以外は起きず、ポカリとゼリーだけで一日凌ぐ。前日と同じく眠っては起きを繰り返す。目を閉じ、再び開けたら4時間経っているとか、そんな感じ。

 

5/30

昨夜には、流石に今日くらいから快方に向かい楽になるだろうと思っていたのだが、、案に相違して悪いまま。この日も終日トイレ以外起きられず、ポカリとゼリーだけで過ごす。体温37度弱。頭痛に加えて気分の悪さに苦しめられる。この日の記憶はあまりない。朦朧としながら、寝て、覚醒して、の繰り返し。

 

5/31

午前中、ようやく起きられるようになる。体温37度弱。ろくに食事をとっていないが、空腹はあまり感じない。朝のうちは楽だったが、昼くらいから調子が悪くなり、また横になる。うどんを作ってもらい食べる。まともな食事は四日ぶりか。味がするのでコロナではないと安堵する。高熱も出ないし、いつもの頭痛、持病のアレだ。それにしても今回はひどい。いや、もっと痛みがひどい時もあったような気がするが、今回はとにかく長引く。とてもではないが明日も出勤できそうにない。上司に連絡して、明日会社を休んで病院へ行く旨を伝える。夜になってまた気分が悪くなってくる。四日ぶりに風呂に入る。ペッタリの髪は一度のシャンプーでは泡立たず、二度洗い。髭もだいぶ伸びていたのを剃る。すっきりした。自分では分からなかったが相当臭かったのだろうか。かもしれない。

 

6/1

昨日の具合から今日は大丈夫だろうと思っていたのに、起きると軽い頭痛と、吐き気というか喉のあたりにムカムカあり。これは何科に行くべきか…内科かそれとも別の診療科か。自分にとっては死ぬほどの苦しみでも、つまるところただの頭痛で風邪の症状もないのだから内科ではないなと考え、以前行ったことのある脳神経外科へ。ここで一年半前にMRIを撮ってもらって異常なしの診断を受けた。右目の奥から痛みが広がる、と医師に伝えると、自分は忘れていたが前回も全く同じことを言っていたと指摘される。念のため、と再度MRIを撮る。脳内出血等の異常はなし、偏頭痛との診断。これはもう持病として付き合っていくしかないですね、みたいな感じになり、エレトリプタンという薬を出してもらう。結構強い薬らしいが…。付き合っていくしかないというのは覚悟しているが、加齢による体力の低下か、年を追うごとに寝込む期間が長引いていくのが辛い。苦しい。帰途、スーパーで、おにぎり、飲料、ゼリー等買う。帰宅しておにぎりとカップ味噌汁を食べ、薬を飲む。しばらくしてから気づいたのだが、痛みも、気分の悪さも緩和された。明日出勤できるかどうか。さすがにそろそろ行かなくては…しかし木曜日は15:00までは仕事していたわけで、実際に休んだのは金曜と月曜の二日だけなのだから、あまり自分にプレッシャーをかけないようにしたい。ストレスから具合が悪くなるケース、大いにあろう。今も、治った!!! というような爽快感、開放感のようなものは一切ない。小止みになったか…的な感じ。あの苦しみ、確実に寿命を削っていると思う。今回の件で学んだことを以下に記録しておく。

 

 

・飲料とゼリーを備蓄しておく

これ大事。病気の際のみならず、災害への備えとしてもしておくべき。三日分くらいのポカリとか水とかゼリーとかがあるといい。今回、三日間ポカリばかり飲んでいてさすがに飽き、最後の方はちょっと嫌になってきたので(ポカリに助けられたのに)。ゼリーもいろいろな味があるみたいなので味のバラエティに富んだストックにしておくほうがいい。寝ながらにして食べられるゼリーには本当に助けられた。

 

・やばいと思ったら即帰宅

今回の場合、木曜日の15:00に早退する判断をした過去の自分にナイスと言いたい。この時、17:00まで行けそうだから我慢するか迷ったんだよなあ。でも、天啓でも受けたかのように帰ろう! 帰る! と肚が決まったのは、あれは何だったのだろう? 早退せず17:00まで粘ってもいいことはなかっただろう。苦しみが増したか、長引いたか…想像するだにゾッとする。周囲の人間とて他人の頭の痛みなど理解できようはずもなく、損をするは自分ばかり。いい判断だった。

 

・人は苦しいと、楽な姿勢を取ろうともがく

これ、普段の寝るときの姿勢が一番楽だと分かっているんだけど、頭痛の時は、姿勢を変えると痛みが一瞬和らぐのでつい転々としてしまう。自分の場合、楽なのは右下の横向き。しかし仰向けになったり、うつ伏せになったり、左下の横向きになったりするのは、「精神的に」楽になろうとする足掻きだと思う。実際、うつ伏せになんかなったって腹が圧迫されて苦しいだけですぐ別の姿勢になってしまうのに、そうするのをやめられなかった。「身体的に」一番楽なのは右下の横向きだと分かっていても転々と寝返りし続けた。自分でもしない方がいい、してもすぐに元に戻るだけだと自覚していたがよせなかったのは、少しでも向きを変えると頭痛が和らぐ一瞬があったから。これは今振り返ると可笑しい。哀しい可笑しさ。

 

・寝具変えるべき?

自分はフローリングの床に、十年ものの煎餅布団(枕は、三年くらい前にロフテー枕工房で作ったオーダーメイド)を敷いて寝ている。頭痛は疲れた時とかに始まるので寝具が直接は関係していないのだろうが、今回三日間ぶっ通しで寝続けて、なんて硬くて痛い布団なんだと嫌になった。こどおじなので廊下を人が歩けばダイレクトに振動が伝わってくる。無印の脚付マットレスを買う。給付金で。