マンダリンオリエンタル東京に泊まってきた

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11月の半ば、マンダリンオリエンタル東京にGo Toトラベルキャンペーンを利用して一泊してきた。宿泊費35%オフと15%還元クーポンの恩恵は大きい。このキャンペーンがなければ自分などまず宿泊は叶わなかっただろう。分不相応である。

 

三越前駅からホテルまで直結。ホテルのエントランスとおぼしき場所に出る。駐車スペースから中に入ると薄暗く、フロントらしきところにいるスタッフにここがフロントかと訊ねると、脇のエレベーターから38階まで上がれ、そこがフロントだと教えられる。38階に着くとここも薄暗く、フロント前はすでに5組ほどの列。マンダリンオリエンタルに泊まりに来るくらいだから(自分たちは別として)外見からしてリッチな人ばかりだろう、自分たちは浮くだろうと内心ビクついていたが、案に相違して普通っぽい、その辺のビジホの客と大差ないような身なりの客(言うまでもなく自分たちも)ばかりで拍子抜け。もっとも外見から判断できないだけで実際は富裕層の方々だったのかもしれないが。随分盛況なのでスタッフにそう言ったら、Go Toトラベルキャンペーン以降は連日混雑しているとの話。自分たちと同じく、このキャンペーンをいい機会に泊まりに来た人たちが多かったのかもしれない。

 

列に並んでいる間にスタッフからハーブティーのサービスあり。冒頭の写真はロビーからの眺め。写真には写っていないが富士山が見えていた。緊急連絡先の記入とクレカからデポジットで2万円預けるという珍しい手続きをしてチェックイン。エレベーターは3基(6基だったかもしれない。忘れてしまった)。フロントが結構混雑していたから宿泊客が多かったはずだが、宿泊中エレベーターを待つことは一度もなく、ストレスフリーな滞在ができた。

 

泊まったのはデラックスプレミアツインという部屋。50平米でかなり広い。アロマオイルを垂らした小皿が置いてあって入った瞬間からいい匂いがした。ツインベッドとソファーベッドがあり、窓からはスカイツリーが見えた。ハーブティーのウェルカムサービスあり。カーテンもブラインドも電動式で枕元のパネルで操作できる。

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風呂はバスタブと洗い場が独立しているホテルならではの作り。トイレのスペースが擦りガラスで囲われているだけなのはなぜなのか。用を足しているいるシルエットが外から見えてしまう。テレビでは無料でWOWOWが見られた。夜、「愛がなんだ」がやっていたので見入ってしまった。中盤までは面白かった。アメニティの歯ブラシが、ブラシが柔らかくて気持ちよかった。

 

一休.comでの予約だとクーポンは電子なので紙に比べて使い勝手が悪い。来る前に少し調べたのだが周辺で使える店は少なく、丸の内まで出るのもだるく、ホテルそばの居酒屋へ行った。さばしゃぶが売りらしかったが頼まなかった。さばの刺身、さばの出汁茶漬けは食べた。自分だけビールを二杯ほど飲んで(同行者は下戸)電子クーポンで会計。日本橋の夜は早い。この日は日曜だったのでなおのこと道ゆく人も少なく、誠品書店で物色しようとしたら19:00で閉店だったのでほとんど見られなかった。ホテルの地下にファミマがあったのでそこでドリンク類など買って部屋へ戻った。このスタイルは完全にビジホのそれ。

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翌朝はフロントと同じ38階にあるレストランで朝食。月曜日の7時頃だったが、この時間の日本橋は意外なほど車が少なかった。朝食は3種類のメニューから選択。自分たちはソーセージエッグマフィン? みたいなやつ。他にコーヒーか紅茶、コールドドリンク、サラダ、パン2種類。少量かと思いきや、自分が年とったせいもあるだろうが結構腹に溜まった。

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チェックアウトは11時と遅めのプラン。少し時間を持て余して、一階にあった千疋屋フルーツパーラーでお茶をした。千疋屋の名前は知っていたが入ったのは初めて。ここでも電子クーポンが利用できた。昨日はほとんど見られなかった誠品書店をぶらつき、『独学大全』を購入。チェックアウト後、むぎとオリーブで少し早めの昼食を済ませ、TOHOシネマズ日本橋で「劇場版 鬼滅の刃」を見て、電車が混雑する前に帰宅した。

 

マンダリンオリエンタルは確かに豪華で居心地のいいホテルだった。が、自分にとって価値観が変わるとか衝撃を受けるほどのゴージャスさだったかというとそこまでではなかった。ホスピタリティも高いのだろうけれど、ホテル内のレストランもバーも利用しなかった身としては実感がなく。広くて贅沢な作りの部屋は別として、宿泊体験としてはそばにある三井ガーデンホテルとあまり変わりなかった気がする(三井ガーデンホテルもいいホテルである)。自分が二十代でもっと感性が豊かだったから大はしゃぎできたのかもしれないが、年をとると感度が衰えるから感動する能力も減少する。いや、そもそもこういうラグジュアリーホテルの醍醐味はスイートに泊まらないとわからないのかも。とはいえ一度は泊まってみたいと思っていた憧れのホテルに泊まれたのはいい思い出、いい体験になった。コロナの第三波? 前だったのでタイミングもよかった。国内感染者数の最多を更新し続けている今だったら出かけるのに躊躇しただろう。

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