元日朝、目が覚めると頭痛がした。前夜、飲み慣れないウイスキーをグラス二杯飲んだせいかと疑ったが、二日酔いにしては吐き気はなく、ただ頭の痛みだけがあり、結局ほぼ一日ベッドで過ごした。両肩が痛くて堪らなかった。おせちをほんの少しつまんだくらいで食事もろくにしなかった。ウィダーとポカリに新年早々お世話になった。
今日二日。やはり頭痛があった。体温36.6度。今のご時世、体調不良になるとあれこれ想像してしまい怖くなる。昼過ぎまで何も食べず、昨日と同じようにベッドで横になっていた。肩と上腕部が痛く、寝返りを打つだけで辛い。時々スマホをいじった。午後３時頃、空腹に耐えかね、冷凍食品の蔵王エビグラタンを食べた。うまかった。グラタンは栄養がありそうな気がした。その後寝たり起きたりしていたら少しよくなってきた。夕食、おせちと煮物を少しつまんだ。
なのでこの二日、外出していない。近所の店もスーパーも元日は休みとのことだったので、通りはさぞ人も車も少なく、自分が子供の頃のような静かな風景がそこにはあったことだろう。見たい気持ちがあったが、寝込んでいたのだからそれどころではない。今年もまた、そして多分死ぬまで、この頭痛と付き合っていかねばならない。冬は厭わしい。体調を崩しやすくなる。出かけるのが億劫になる。車のフロントガラスが凍結する。日照時間が短くて憂鬱になる。冬は厭わしい。
夜になり、元気が出てきたので、アマプラでdアニメストアを契約し、『衛宮さんちの今日のごはん』を少し見る。優しい世界。
今年、世の中がどうなるかのか見当もつかない。多分大変な一年になるであろうことは想像がつくが。自分はまた一つ歳をとり、去年よりまた少し体力が衰え、知能が衰え、記憶力が衰え、気力も衰えるだろう。無理はきかないのだ。もう守りに入った人生なのだ。しかし特別守らねばならないものなんて多くは持っていない。強いていえば今の生活。これは守らねばならぬ。かといって今から上を目指して頑張ろうなどという気骨は持ち合わせていない。おそらくは今年も昨年に引き続き、色々と我慢・自粛せねばならない一年となるだろう。昨年、意外と資産を増やすことができたのは外出を控えた結果だったろう。今年も多分そうなるだろう。今年も資産を増やすことを意識していきたい。残り20年弱の勤め人生活を少しでも早く切り上げられるように。労働と、それにつきまとう人間関係は自分には向いていない。現場仕事は40歳を過ぎていよいよしんどくなってきた。そろそろ自分の将来、孤独な中年→老人という将来について真剣に考えて備えなければならないだろう。そのためにはまず健康。次いで金。それから人間関係だろうか。なんだかんだ言ってやっぱり人間関係は大事である。父親を見ていると、いろいろ人から野菜や果物や酒やお菓子を貰ったり送られてきたり、どこの病院がいいだのよくないだのの情報も得られて、そういうメリットは生身の人間同士の付き合いゆえだろう。自分にはそういう、友人と呼べるような人がいない。会社の人間との付き合いは利害が絡むから厄介な面がある。今更友人など、そんな贅沢な存在は得られないが、新年の挨拶くらいはできる人が数人欲しい気持ちはある。
