映画『Arc アーク』を見た&上半期映画感想まとめ

TOHOシネマズ日比谷にて鑑賞。日比谷ミッドタウン、なかなかのお洒落プレイスである。TOHOシネマズシャンテは一度行ったことがあったが日比谷は初めて。平日昼過ぎの回で30人くらい。

 

不老不死となった女性の生涯。原作は読んでいない。ストーリー的には特に目新しいものはなく。小豆島のロケーションはよかったがモノクロだったのが残念。時間が止まっているからモノクロにしたのだろうか。結構長尺なので途中でだれた。冒頭のリメイク版サスペリアみたいな衣装のダンスシーンは何か意味があったのか。寺島しのぶも中盤に退場してしまうのならもっと削ってよかった。子供のシーンももっと削れる。何分以上は映さないといけない、みたいな契約でもあるのだろうか。冒頭ではやさぐれていた主人公が、30歳を過ぎると途端にカッチリしたのに違和感。以降は髪型も服装もその路線。不老不死反対のデモみたいなのも、世界を変える発明の記者会見会場もしょぼい。ならシーンは端折ってもよかったのではないか。遺伝子の突然変異で手術の効果がないとか、主人公の最後の選択もどこかで見たことあるような退屈なもの。中盤、主人公の存在感が急に薄れて小林薫風吹ジュンの話に比重が置かれてしまうので全体のバランスも悪かった。同じ監督の『蜜蜂と遠雷』も、アマプラで途中まで見て退屈でよしてしまったので相性がよくないのだろう。芳根京子と小豆島の美しさくらいしか見るところはなかった。以上。

 

 

で、ここからは上半期に見た映画のまとめ。昨年春からのコロナ流行以降都内のミニシアターへ行く機会はゼロになり、映画館へ行かなくなると近場のシネコンであっても行くのが億劫になって映画鑑賞を趣味にするようになった2019年および2020年と比較するとだいぶ見た本数は減った。16本。俺、割と映画館へ行く方だよ、と言えるくらいの頻度。よかった映画としては『プラットフォーム』『すばらしき世界』『あのこは貴族』『シン・エヴァ』。『シン・エヴァ』は映画の内容というより終わったことへの安堵というか。そこまでエヴァに強い思い入れはないのだが。今のところベストは『あのこは貴族』。全編、抒情的でかつ社会性もあり素晴らしかった。ラストに男が出て来なければもっとよかった。今年は意識して邦画を見るようにしている。

 

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