今週の休日

土曜日。降るかと思ったが曇り、のち晴れる。朝から、女の人と、「アラジン」IMAX鑑賞のため109シネマズ菖蒲へ行く。IMAXは初めて。GWに導入したばかりなのでシアター内は綺麗。入場してまずスクリーンの大きさに驚いた。湾曲しているのは仕様なのか。上映が始まると大音量。今回は中央後ろ寄りの席で鑑賞したが、もっと前の席で、視界にスクリーンが占める割合を増した場合も試してみたくなった。もっと映画に没入でき、アトラクション的な経験ができるかも。ドルビーシネマはよくわからなかった鈍感な自分でも今回のIMAXはこれは凄いものだとわかるレベルだった。追加料金を払うだけの価値は十分にある。映画自体も素晴らしかった。ユーモアあり、ロマンスあり、アクションあり、最後には感動あり。歌って踊り、画面上の色が鮮やかで、聞いていて見ていてとにかく飽きない。美しいヒロインを見ているだけでも楽しい。この人は声もよかった。女性の権利を主張するようなメッセージが入っているのは現代的。ディズニーの実写映画を初めて劇場鑑賞したが、やっぱり安心感のようなものがある。ただ不思議なもので、こんなにも完璧に楽しいと一度見れば十分な気持ちになってしまって、二度三度と見たいとは思えない。ちょっとクセがあったり、歪だったり、マニアックだったりする方が二度三度と見たくなるのは、自分の気質の問題か。女の人にそんなことを話してみたが通じなかった。満足して映画館を出る。フードコートでつけ麺を食べようとするもコート内は満席。諦めて大戸屋へ。その後少し散策して帰宅。いい映画館なんだけど遠いのがネック。夕食は坦々麺。

日曜日。曇り。遅めの起床。昼前にTOHOシネマズ富士見にて「スノー・ロワイヤル」鑑賞。「ファイティング・ダディ怒りの除雪車」の、同じ監督によるリメイク。アマプラで予習してから見たが、雰囲気も、タッチも、キャストも全てオリジナルの方がよかったので、別にリメイクする意味ないのでは、と思ってしまった。オリジナルの、真面目にやってるのにどこか抜けてるような不思議な空気感(それこそ「ファーゴ」のような)がリメイクだと薄まってしまっていたのはどうしてか。キャストも、リーアム・ニーソンは顔が良すぎるし、元ギャングの兄は迫力がないし、息子の仇である麻薬組織のボスも、敵対する先住民のボスも、全部オリジナルの方がハマっていた。リメイク版を見ていて面白かったのは、組織のボスが妻を殴る場面と、最期に彼女を罵る場面がどちらもオリジナルから変更されてマイルドになっていたこと。前者は、「アラジン」のヒロインの歌と重ねると感慨があった。後者は、どうして無くしてしまったのだろう。全体的に、オリジナルにあった持ち味が、リメイク版はマイルドにされてしまい、結果インパクトの弱い平凡な映画に終わってしまったような気がする。上映終了後の微妙な空気がまたなんとも言えなかった。カップルで、ポップコーン食べながら見る映画ではないなあと思いながら見ていた。その後、昨日に続き大戸屋で食事をし、コンタクトを作りに行きつけの眼鏡屋へ。久しぶりに入れると異物感が凄くて目がしょぼしょぼした。眼鏡屋を出ると雨。帰宅途中、マックに寄り濃厚ダブチのセットを買って帰る。最近の休日は映画を見るための遠出が多く、ハシゴも珍しくなく、その疲れが溜まりつつあるのか、夕方から少し寝てしまう。外出が多くなると部屋が少しずつ散らかっていく。来週あたり掃除したい。プルーストも全然読んでいないし。6月は見たい映画が多すぎて休日が忙しい。MIBの新作、トリアーの新作、黒沢清の新作、「パピヨン」のリメイク、立川の「山猫4K」や武蔵野館の「アンノウン・ソルジャー」、早稲田松竹のエリセの二作も見に行きたい。すっかり映画ファンになってしまった。このブログも「今週の休日」というより「今週見た映画」になってしまっている。