2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

神保町ブックフェスティバルに行ってきた

この土日、神保町ブックフェスティバルが3年ぶりに開催すると金曜日の夜、TwitterのTLで知った。アウトレット本やサイン本などが多数並ぶイベントとは知っていたが行ったことは一度もない。同時期、神田古本まつりも開催。こちらにも行ったことがない。遠い…

春日武彦『屋根裏に誰かいるんですよ。 都市伝説の精神病理』を読んだ

屋根裏に誰かいるんですよ。 都市伝説の精神病理 (河出文庫) 作者:春日武彦 河出書房新社 Amazon 精神医学には、患者が誰かが家に侵入して物を盗んだり悪戯したりする、あるいは天井から話し声が聞こえる、と訴える「幻の同居人」妄想というのがある。大抵は…

ストレスフルな前半を後半で覆す稀有な映画──『スペンサー』感想

見てから1週間以上経つからだいぶ記憶が薄れてしまっているが。面倒でも短い文章でもいいから見て時間が経たないうちに書かないと駄目だな。 この映画、見る気はなかったのだがたまむすびでの町山さんが、幽霊が出てくる、ホラー風に撮られている、キューブ…

角川武蔵野ミュージアムへ行ってきた

角川武蔵野ミュージアム、自宅からさほど遠いわけでもないのでまだ新しく綺麗なうちに一度行っておきたかった。去年行くつもりでホテルも予約したのだが前日になって体調崩してキャンセル。そのまま延び延びになっていたが今回ようやく行く気になった。ホテ…

『8 1/2』を見て映画館の変な客について考えた

日曜日、「午前十時の映画祭」で『8 1/2』を。大好きな映画でもちろんブルーレイも持っている。どこが好きなのか? スランプの映画監督の話というのがいい。こういうメタ的な視点は自分の好み。撮れないからインスピレーション欲しさに愛人を呼び寄せたり、…

あるいは陰謀論のルーツか──ノーマン・コーン『新版 魔女狩りの社会史』を読んだ

新版 魔女狩りの社会史 (ちくま学芸文庫) 作者:ノーマン・コーン 筑摩書房 Amazon 魔女狩りの発生から終息までの歴史についての本かと思って読み始めたのだが、本書は魔女狩りという迫害・排除のメカニズムがいかにして成立していったかについての本であり、…

映画『マイ・ブロークン・マリコ』感想

マリコのメンヘラっぷりにうんざり。ネガティブパワーをぶつけてくるあのうざさは演じる奈緒が凄いんだろうが。自分から離れたら死んでやると脅迫して目の前でリストカットするとか暴力でしかなく、シイノとの間にあったのは友情なのかもっと共依存的なもの…