榛名富士を登り榛名神社へお参りしてきた

女の人の誕生日だったのでちょっと遠出でもするか、と高崎へ行ってきた。埼玉から群馬に入ってすぐなのでそこまで遠くはない。彼女は御朱印集めが趣味なので何度か榛名神社へは行ったことがあったがすぐそばにも関わらず榛名湖、榛名富士へは行ったことがな…

スマホ通信障害のなか、映画『ブラック・フォン』を見てきた

現在もアンテナが立ってない 前置きから。 昼頃、髪を切ろうと美容室に電話したところつながらず、妙に思いiPhoneの画面を見るとアンテナが一本も立っていない。機内モードに切り替えてすぐに戻す所作をしたものの改善せず、再起動。これまでも何らかの原因…

映画『ベイビー・ブローカー』感想

序盤、最初の客と港だか市場だかで会い、赤ん坊の容姿にあれこれイチャモンつけてくる彼らに対して母親が啖呵切るあたりまでは先の展開が想像つかず面白かった。しかし進むにつれ既視感のある話に。そもそも、韓国では赤ん坊をあんな簡単に買えるのか? 最後…

小松和彦『神隠しと日本人』を読んだ

神隠しと日本人 (角川ソフィア文庫) 作者:小松 和彦 KADOKAWA Amazon 私たちの日常生活のなかで「神隠し」という語があまり用いられなくなってからかなりになる。いつの頃からかは地域差があって一概にはいえないが、およそのところをいえば、都市化の波が急…

IMAXで2回目の『トップガン マーヴェリック』を見てきた

IMAXで2回目に行ってきた。レイトショーだったが観客は50人以上100人未満といったところで公開週を考えると多く感じた。 hayasinonakanozou.hatenablog.com 展開はわかっているから落ち着いて見られるだろう、と思っていたが、冒頭、爆音のアフターバーナー…

腰痛体験記を二冊読む──高野秀行『腰痛探検家』と夏樹静子『腰痛放浪記 椅子がこわい』

腰痛探検家 (集英社文庫) 作者:高野秀行 集英社 Amazon 腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫) 作者:静子, 夏樹 新潮社 Amazon 作家二名の腰痛体験記。どちらも年単位の長患い。自分は幸いにも腰痛になったことはないが両方の肩が四十肩になって2年苦しんだの…

俺もブログもいつか消える──古田雄介『ネットで故人の声を聴け』を読んだ

ネットで故人の声を聴け 死にゆく人々の本音 (光文社新書) 作者:古田雄介 光文社 Amazon 個人が気軽に自分の情報をネット上に発信できるようになってすでに四半世紀が経過した。この間、日本国内だけでも3000万人近い人たちが亡くなっているという。このうち…

国立西洋美術館で「自然と人のダイアローグ」展を見てきた

一年半ほどリニューアルのため休館していた国立西洋美術館が再開されて初の企画展。あまり話題になっている感じはないが世間的にはどうなのだろう。自然と人の交流の歴史、その趣旨は自分好みだがラインナップを見たところメジャーな印象は受けず。ただカス…

「でも今日じゃない」──映画『トップガン マーヴェリック』感想

『トップガン』はたぶん高校生の頃にレンタルで見ている。特別感銘を受けた記憶はなく、『マーヴェリック』も、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』も、映画館で何度も予告を見せられたのでお腹いっぱいの感があり、当初はスルーするつもりでいた。今調べたら当初…

人間は猫ほど賢くは生きられない──ジョン・グレイ『猫に学ぶ いかに良く生きるか』を読んだ

猫に学ぶ――いかに良く生きるか 作者:ジョン・グレイ みすず書房 Amazon 人間にとって世界は脅威に満ちた場であり生には不安がつきまとう。哲学も宗教も生きることに伴う不安とその苦しみから解放されることを目的にして生まれた。古代の哲学者たちは禁欲的な…

映画館とは他者のいる場所──『そして映画館はつづく』を読んだ

そして映画館はつづく──あの劇場で見た映画はなぜ忘れられないのだろう フィルムアート社 Amazon 日本各地のミニシアター支配人や関係者、また映画制作に携わる人たちへのインタビュー集。奥付を見ると2020年11月初版発行とある。最初の緊急事態宣言および外…

倉橋由美子『反悲劇』を読んだ

反悲劇 (講談社文芸文庫) 作者:倉橋由美子 講談社 Amazon ギリシア悲劇をモチーフにした短篇集。 「向日葵の家」はオレステスとエレクトラの物語。メタ的というのか、登場人物が芝居を演じていることに自覚的だったり、デウス・エクス・マキナを神ではなく人…

映画館で寝たのはひさびさ。映画『メモリア』感想(というほど覚えていない)

週末は大森にいた。初めて来る土地だった。水曜日から金曜までは県内ながら出張的なあれをしていてホテルに三泊。慣れないベッドと知らない人たちに囲まれて緊張があったのか、三日間とも寝付けず日中は睡眠不足気味。辛かった。しかし無事に金曜日に終える…

俺向きの映画ではなかった…『シン・ウルトラマン』感想

IMAXのレイトショーで。観客は思ったほどいなくて50人いたかどうか。レイトショーなので子供はゼロ、パッと見た感じ女性は数人しかいなかったような。おっさん一人客が多そうだったが若そうな人もいた。といってもジロジロ観察したわけじゃないから適当な見…

赤瀬川原平『超芸術トマソン』を読んだ

超芸術トマソン (ちくま文庫) 作者:赤瀬川 原平 筑摩書房 Amazon 路上観察学入門 (ちくま文庫) 筑摩書房 Amazon 超芸術トマソンの(一応の)定義は「不動産に付着していて美しく保存されている無用の長物」。トマソンてなんぞやと思ったら1982年に巨人にいた…

浅草を徘徊し国立映画アーカイブで企画展「日本の映画館」を見る

GW最後の二日間となった土日。女の人と浅草に行った。前回来たのが2月下旬。滅多に行かない土地だったのに今年に入ってからもう2回目。理由はGW期間中なのにホテルのプランにかなり安くてお得なのがあったから。金額で旅行先を決めた。 hayasinonakanozou.ha…

GWに見た映画『カモン カモン』と『死刑にいたる病』感想

『カモン カモン』 モノクロの画面は綺麗。とくに都市の景観を広角でとらえたショットはどれもよかった。叔父と甥の交流というストーリーに関しては事前に予想する範囲を超えない、意外性のないもの。甥っ子のわがままっぷりに少し苛々した。彼がそういう性…

ゆる登山記録1 日和田山〜物見山

昨年の2月、ふと思いたちアウトドア趣味などまるでないのに高尾山を(普段着で)登った。 hayasinonakanozou.hatenablog.com 格別楽しかった記憶はないのだが(記事にもそう書いてある)このすぐ後に好日山荘で登山靴と登山用靴下と登山パンツを購入した。上…

『人は2000連休を与えられるとどうなるのか?』を読み自分の無職時代との落差に唖然とする

人は2000連休を与えられるとどうなるのか? 作者:上田啓太 河出書房新社 Amazon 仕事を辞め無職となった著者が、2000日以上に及ぶ自由時間をどう過ごしたかについての記録。解放感を感じるのは最初の二週間くらいまで、一日に1タスク実行で力尽きるよう…

今福龍太『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』を読んで散歩について考える

ヘンリー・ソロー 野生の学舎 作者:今福 龍太 みすず書房 Amazon 今年の冬、年明け頃から散歩を始めた。健康のため、そして長期休暇の暇つぶしが最初の動機だった。部屋にいてパソコンでネットしたり、酒を飲んだり、読書したりしていると気分がモヤモヤして…

多摩動物公園で撮影の練習をする

三年ぶりの、緊急事態宣言もまん防も発出されないゴールデンウィーク。遠出する予定はない(終盤に一泊旅行はする)が、せっかく先日カメラとレンズを新調したので何か撮りに行きたくなった。思えば一眼を触るようになってずいぶん経つが未だ撮影時の設定の…

3日間寝込み、病み上がると10年飼っていた金魚が死んでいた

3回目接種の翌々日、副反応と思しき微熱はすでに下がり平熱、体調もいつもどおり。なので余裕こいて焼肉ランチに行き昼から生中。生中を飲んだときは別段異常はなかったが、帰宅してレモンサワーを飲んだら途端に気分が悪くなりベッドへ倒れ込む。若干の頭痛…

映画『英雄の証明』を見た

アスガー・ファルハディ監督の映画はこれが初めて。序盤の展開はかなりゆっくり。状況説明もないので最初何が起きているのか理解するのに時間がかかった。元妻の父親(主人公の義父)に融資してもらって事業を経営していたが共同経営社に金を持ち逃げされ、…

ワクチン接種3回目

2回目のワクチン接種から半年以上が経過、自治体から3回目の案内が来たので予約して打ってきた。2回目までは予約サイトが混雑のため重く、思うような予約が取れず、結果車で30分くらいかかる市内の総合病院へ行く羽目になったが、3回目は混雑なくスムーズに…

アメリカは映画の国──『ビデオランド』を読んだ

ビデオランド 作者:ダニエル・ハーバート 作品社 Amazon 日本でレンタルビデオがもっとも流行ったのは(レンタルCDもそうだろうが)90年代だろう。当時高校生だった自分は映画を見たくなると近所のTSUTAYAや地元チェーンのレンタル店に自転車で向かい、棚に…

久しぶりの池袋でヤベー映画『TITANE/チタン』を見てきた

グランドシネマサンシャインには2019年に『ジョーカー』のIMAXを見た一度きりしか行っていない。国内最高峰のIMAX設備らしいが当日は台風で大雨、観客は十人もいなかったので存分に空間と映画を満喫できた。以来行っていないが池袋は同じ埼玉県、いつかまた…

桜を見る会2022

コロナ禍、三度目の春。桜の季節。「来年も一緒に桜、見れるといいね」と言ってくれる幼馴染の女性はいないので去年に続き今年も一人で近所の公園へ出かけた。今年は時間の都合がついたので咲き始めから散るまでを満喫できた。雪が降ったり、風の強い日も何…

中年の生存戦略を尾崎一雄に学ぶ──『新編 閑な老人』と『暢気眼鏡・虫のいろいろ』を読んだ

新編-閑な老人 (中公文庫 お 33-3) 作者:尾崎 一雄 中央公論新社 Amazon 暢気眼鏡 虫のいろいろ 他十三篇 (岩波文庫 緑 157-1) 作者:尾崎 一雄 岩波書店 Amazon 荻原魚雷さん編集の尾崎一雄の文庫が出たので購入、ついでに岩波文庫のも再読。昨年読んで感銘…

「下流老人」の日常を飄々と──岡田睦『明日なき身』を読んだ

明日なき身 (講談社文芸文庫) 作者:岡田 睦 講談社 Amazon 1932年生まれの作家による私小説を5篇収録。三人目の妻と団地の一戸建てに住んでいた作家は彼の薬物依存が原因で離婚になる。家は妻の所有となり追い出される。行くあてなく生活保護を受給してアパ…

アメリカは幽霊の国──『ゴーストランド』を読んだ

ゴーストランド: 幽霊のいるアメリカ史 作者:コリン・ディッキー 国書刊行会 Amazon 読み終えたのは一月末だがいい本すぎて感想がなかなか書けなかった。アメリカ各地に残る幽霊話を検証することで彼の国の過去を発掘していく。 私たちは、生者を理解する手…