2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

国営武蔵丘陵森林公園で終わりゆく秋を撮る

金曜日午後にワクチン接種の4回目。ファイザー製オミクロン株対応。今って何株なんだ? テレビもニュースもろくに見ない暮らしを送っているので知らない。接種した夜は腕が痛いくらいで熱もなく頭痛もなく強いていうなら腹具合が少々よろしくなかった程度で…

ハリー・ルーベンホールド『切り裂きジャックに殺されたのは誰か』を読んだ

切り裂きジャックに殺されたのは誰か:5人の女性たちの語られざる人生 作者:ハリー ルーベンホールド 青土社 Amazon 私たちは質問されもしなければ、話も聞いてもらえない。それなのに私たちの話が書かれていく……。 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『亜…

今日を生きることが昨日までの自分の肯定になる──映画『すずめの戸締まり』を見た

IMAX上映で2回鑑賞。アニメは専用カメラで撮影されているわけではないからIMAXで見ても画角的には意味がないのはわかっているんだがスクリーンの大きさと音響のよさに魅力を感じて。 初見時、予備知識ないまっさらな状態で見たかったのでYouTubeにアップされ…

映画になった凶悪事件のルポを3冊読んだ 『凶悪』『消された一家』『愛犬家連続殺人』

先日読んだ『殺人現場を歩く』の影響で凶悪事件のルポを読みたくなったので。三つとも有名な事件で映画にもなっている。これらを読んで思うのはありきたりながら「事実は小説より奇なり」という言葉。 『凶悪 ある死刑囚の告発』 凶悪―ある死刑囚の告発―(新…

蜂巣敦『殺人現場を歩く』を読んだ

殺人現場を歩く (ちくま文庫) 作者:蜂巣 敦 筑摩書房 Amazon 主に1990年代に起きた18件の殺人事件現場を訪れる。写真多数掲載。有名な事件としては「綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件」「連続幼女誘拐殺人事件」「埼玉愛犬家連続殺人事件」「世田谷一家…

アーサー・マッケン『怪奇クラブ』を読んだ

怪奇クラブ (創元推理文庫) 作者:アーサー・マッケン 東京創元社 Amazon 復刊。「怪奇クラブ」と「大いなる来復」を収録。今年マッケンを2冊読んだのでその流れで本書も購入、読んだ。 hayasinonakanozou.hatenablog.com 「怪奇クラブ」(原題「三人の詐欺師…

超絶エンタメ映画『RRR』を見た

初めて見たインド映画かもしれない。『バーフバリ』は30分くらい見たが濃すぎて途中で見るのをよした記憶がある。ここぞという場面でわざとらしいスローモーション演出されると笑ってしまう。このシーン注目、みたいな鬱陶しさも少し感じる。『T34』にもスロ…

笠井恵里子『潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病』を読んだ

潜入・ゴミ屋敷-孤立社会が生む新しい病 (中公新書ラクレ, 733) 作者:笹井 恵里子 中央公論新社 Amazon 物が散乱しているとか床が見えないとかいうレベルじゃない。ゴミが堆積して層をなしエアコンの高さまで埋まってしまう、玄関までみっしりとゴミが詰まり…

柳下毅一郎『殺人マニア宣言』を読んだ

殺人マニア宣言 (ちくま文庫) 作者:柳下 毅一郎 筑摩書房 Amazon 殺人現場、犯罪博物館、蝋人形館を訪問しレポートする第1章「巡礼の旅」、猟奇事件の文献を渉猟してシリアルキラーとその事件を紹介する第2章「殺人を読む」、アメリカ社会の異常性を笑う第3…