2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

伊藤明彦『未来からの遺言 ある被爆者体験の伝記』を読んだ

未来からの遺言――ある被爆者体験の伝記 (岩波現代文庫) 作者:伊藤 明彦 岩波書店 Amazon 被爆者体験の記録をしてきた著者はある会合である被爆者の男性と出会う。彼は長崎で被曝したと自己紹介した。 男性の語る半生は過酷でありながらドラマチックでありま…

サンライズ瀬戸で高松へ行ってきた

サンライズ瀬戸・出雲は国内唯一の寝台特急であるという。 寝台特急、ロマンがある。存在を知ったのは『ぱらのま』1巻を読んで。お姉さんが車内で横になって個室の窓から向かい側ホームに整列する勤労者を眺め優越感に浸る印象的なシーン。これで興味を持っ…

西牟田靖『本で床は抜けるのか』を読んだ

本で床は抜けるのか (中公文庫) 作者:西牟田靖 中央公論新社 Amazon 蔵書整理に関する本。 タイトルになっている疑問に関しては最低でも1000冊から心配すればいいようなので紙の本の蔵書が400冊以上500冊未満*1な自分はとりあえず心配しなくてもよさそう。ま…

自己啓発について。『スペクテイター<51号>自己啓発のひみつ』と『闇の自己啓発』を読んだ

スペクテイター〈51号〉自己啓発のひみつ 幻冬舎 Amazon 『スペクテイター』でのインタビューで真鍋厚さんは自己啓発の定義について「身体やメンタルといった自己の能力について、自主的な向上を目指そうとする考え」だと答えている。 その方向性は二つ。一…

齊藤彩『母という呪縛 娘という牢獄』を読んだ

母という呪縛 娘という牢獄 作者:齊藤彩 講談社 Amazon ブクログの感想からコピペ。 滋賀県で起きた娘による母親殺害事件を、娘との手紙のやりとりから再現する。ノンフィクションだが小説のように読める不思議な書き方。表紙のイラストがすごいな。 母親は…

幸福とは継続である──坂口恭平『継続するコツ』を読んだ

継続するコツ 作者:坂口恭平 祥伝社 Amazon ブクログの感想をコピペ。 人はみな何かを作ることを継続して日々生きている。生活すなわち継続。それが人生の幸福につながっていく。「幸せとは、自分が興味のあることを今も継続できていることである。」この継…

小島美羽『時が止まった部屋 遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし』を読んだ

時が止まった部屋:遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし 作者:小島 美羽 原書房 Amazon 著者は遺品整理・特殊清掃で働く専門家。実際の現場を再現したミニチュアの製作も行っている。それを紹介しながら孤独死現場での体験とそれに基づいた意見を述…

長瀞を歩いてきた

天気がよく暖かったので出かけた。目的地は長瀞、宝登山。何度か宝登山神社へは行ったことがあるが(阿佐美冷蔵のかき氷も一度食べた)むろん山へ入ったことはない。道路の混雑を避けるため通勤時間を過ぎた頃を見計らって出発。関越に乗り花園ICまで。降り…

2023年の桜

今朝、5時頃に目が覚めた。早朝覚醒の変なテンションで散歩がてら桜を撮ってきた。今年は近くの公園の見頃に雨が降ってしまい満喫できなかった感あり。去年は連日通って熱心に写真を撮ったようだが今年は今ひとつ気分が乗らず、2回行ったきり。去年の記事を…