2026年、二度目の初詣に行く

二度目だから初じゃないけどまあいいだろう。

去年一年、無事仕事で成果を出し(言うほど大したことしてないが)給与増につながったので愛宕神社へお礼参りに行くことにした。

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遠いぜ。

 

三連休の初日、新年会。レモンサワーを二杯飲んだだけなのに帰宅すると気分が悪くてダウン。翌日曜日はベッドから起きられず一日寝て過ごした。深夜にようやく復調。月曜日は初詣に行くと約束していたので頑張って出かける。このパターン、去年とまったく同じ。去年も新年会でダウンして三連休最終日に愛宕神社へ。俺の人生、ループしてんのか? 年末年始休暇のたるんだ心身に五日勤務は堪えたのだろう。そこに飲み会。そりゃ疲弊するわ。来年も同じ日程なら参加するのやめようと思う。

 

というわけで銀座到着。虎ノ門駅からの方が神社に近いけれど銀座を歩きたかったので。これも去年のルートをなぞっている。レンズはM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8。

 

ティファニーで朝食は食えない。

 

ティファニーとユニクロ。

 

ユニクロも銀座だと洒落ている。

パテック・フィリップ。俺の腕にはG-SHOCK。

 

時刻は10時前。人が少なくて気分がいい。銀座、日本橋、丸の内あたりが都心では好きな場所。

 

ズサーc⌒っ゚Д゚)っ

 

巣、発見。

高層ビルは画角に入りきらない。

 

ゆりかもめ。乗ったことはない。

 

食事するつもりだったかおりひめはまだ営業時間前だったので先に神社へ行くことにする。新橋駅の方に出ると急に人が増えた。

 

今までどこにあるか気づかなかったSLをようやく発見。

 

画角に入りきらないその2。

 

虎ノ門ヒルズ。今回は入ってみようと思ったんだけど入り方がわからず結局スルー。本屋があるらしいが…。

 

愛宕神社到着。人大杉。

 

登った先はすごい行列。やばい。去年の比じゃない。30分か、下手したら1時間近くかかりそうに思えた。寒いし、体調まだ万全じゃないし、お参りは諦めた。またにする。

 

奥にいるお地蔵さんにだけ挨拶してきた。

 

途中、出世の石段登らずに虎ノ門ヒルズのエスカレーターを利用するショートカットを発見。次はこっちから行こうか。

 

疲労と空きっ腹を抱えてまた歩いてかおりひめまで戻るのはだるかった。なので何十年ぶりかでタクシーを利用。新橋駅まで乗せてもらう。1kmくらいか。初乗り運賃500円で済んだ。今はSuica決済できるので便利。車は楽だ。車はすごい。

 

タクシーの車窓から見えた烏森神社へお参り。こっちも並んでいたが長蛇の列ってほどじゃない。10分くらいでお参りできた。

 

凛々しい狛犬。

 

おみくじは大吉。

 

かおりひめに戻ってきた。昼時だったのもあり並んだ。後からも人が来て行列はさらに延びた。

 

あられ丼とミニうどんを注文。

 

炭水化物のセットで腹が膨れた。

 

来た道を引き返したら歩行者天国になっていた。

 

日陰だと結構寒い。体調がイマイチなので早めに帰宅することに。

 

洒落てるねえ。

 

人が多く見えるけれど道が広いので歩いていて混雑感はない。

 

銀座の空。

 

無印で買い物して有楽町駅から山手線に乗って帰宅した。16000歩。

 

明日からまた仕事だ。あ〜会社行きたくねえ。

 

 

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最近読んだ本(2025年12月)

12月は9冊読んだ。もう少し読めるかなと思ったけど年末はいろいろやることが多くて時間が捻出できなかった。2025年は88冊を読了。2026年は100冊読みたい。数字に縛られるべきじゃないと思いつつモチベ維持の目標として目指したい。

 

「現代ホラー小説を知るための100冊全部読む」は依然継続中。正確には「読める範囲で全部読む」。残り58冊。

 

一部ネタバレあり感想。

 

鈴木光司『リング』

現代ホラー小説の始祖。20年以上ぶりに読み返した。今読んでも面白い。映画では元夫婦の二人は原作では親友の関係。竜司のキャラがかなり強烈。退場させるには惜しい。

呪いをウイルスとした点が斬新。生き延びるには誰かに感染させるしかない。殺された恨みと天然痘の組み合わせから呪いが生じた設定はSF的。

 

矢野帰子『くらやみガールズトーク』

抑圧された女性たちの短編集。現代ホラー小説を知るための100冊で知った。ホラーで括られているけれども、そう読める普通小説のようでもある。

恋人のモラハラや結婚相手の実家の昭和的価値観の押し付け。怖いというよりは不快。ただ、とくに後者の、相手の人権を無視して「家」(「たいした家名でもない」のに)を優先しようとする時代遅れの異常な価値観を、本人たちがおかしいと自覚していないせいで意志の疎通ができないのはたしかにホラーだと思った。
あとの方の収録作は読後感が爽やかなのが多い。

ルッキズム。女は子供の頃から外見を評価される。しんどそう。

「人をだしぬいて、蹴り落として、選ばれようとする。醜い。恋する女は醜い。でも、だったら、みんな醜いのなら、もう怖くない」

今はどうだか知らんが俺の頃は高校まではメイクは校則で禁止、なのに大学進学や就職すればメイクは常識、必須。学生の頃は門限を守らせるのに何年か経って20代後半になれば恋人は、結婚は、と親に言われる。すごい矛盾。

 

この本を読んでる最中、何年か前にある政治家が失言して炎上したあと、記者の前で「(失言について)妻や娘にも叱られた」と謝罪したのを思い出した。それを見て、公の場でそんな内輪の話をすんなよ、と思うのと同時に禊を済ませたようなムードが漂っているのに違和感があった。

これって妻や娘を下に見てるからこその発言なんじゃないか、と。

下に見ている女性たちから叱られることは男として恥ずかしいこと、その辱めを受けたのだから世間の人たちも勘弁してよ、というニュアンスの家父長的価値観。

チャッピーに質問を投げてみた。

すると、「妻や娘に叱られた」という発言は、

・自分は孤立していない

・身近な人間関係では制裁を受けた

・家庭内で”弱い立場”になった

という情緒的な免罪符として機能している。反省そのものより「もう罰は受けましたよ」というアピール。

そこには家父長的価値観も入っている。もし妻や娘を自分と同等の立場だと思っているなら「妻や娘に叱られた」は恥でも免罪符でもない。「身近な人からのフィードバック」に過ぎない。

同時に、この発言には世間の、とくに高齢男性有権者に対して「家庭的で常識的な老人」という親しみやすさの演出もある。つまり本心であるよりコミュニケーション戦略。ただしその戦略自体が家父長的価値観に依存している点は変わりない。

要約:「妻や娘に叱られた」という謝罪は、女性を下位に置く家父長的価値観が前提にあって初めて”罰を受けたアピール”として成立する表現であると考えられる。

 

チャッピーは質問の意図を理解してこちらが好みそうな方向へ答えをもっていく傾向があるように感じるので一概に肯定はできないけれど妥当な解釈ではないかと思う。

本の内容と直接は関係ない話だけど、ほかに書く機会もないのでここに感想とつなげて書いておく。

 

山吹静吽『迷い家』

大戦末期の東北が舞台。神隠しから民俗ホラー的な話になっていくのかと思いきや、ダンジョン探索RPGみたいな展開になって驚いた。文章が重厚なので軽い感じはしない。立ちはだかる怪異がのっぺらほう、雪女、天狗など古来の伝承伝説でお馴染みの顔ぶれなのが逆に新鮮だった。

 

北上秋彦『死霊列車』

ゾンビもの。はじめはゾンビが脅威だったのが後半は人間との戦いになるのはこの手のパニックホラーでありがちな展開。鉄道(ディーゼル車)を利用して移動するのが変わった趣向で面白い。黒幕である科学者の思想が薄っぺらく残念。

 

宮澤伊織『裏世界ピクニック』

くねくね、八尺様、きさらぎ駅、時空のおっさんなどのネットロアが怪異として登場する。2000年代後半から2010年代前半頃、洒落怖を読み漁っていた当時が思い出されて懐かしくなった。それぞれに著者独自の解釈が加えられており、掲示板の書き込みではなく小説という形式で書かれたからこその解像度の向上だなあと楽しかった。

内容も面白いし文章もいいので一日で読了。キャラ同士のかけ合いも楽しい。空魚と鳥子の関係性が、空魚の肝心な気持ちを迂回するように書かれていて、だからこそ想像力を刺激されるし、第四話で鳥子を探しにいく過程で、空魚が自分の中で彼女がどれほど大きな存在になっているかを自覚していく叙述はグッときた。不在だからこそ鳥子の存在感が増すというか。

ネットロアの形式で現出するから異世界とはネット空間みたいな場なのかなと思ったけど違っていて、小桜によると異世界は、人間の感覚器からの入力信号をバグらせ、脳の恐怖関数を経由して認知を歪ませる場であると推測される。敷衍すれば心霊スポットと呼ばれる場所も、社会的な要因や気圧や化学物質によって人間の神経系を誤作動させる時空間なのかもしれない──この説はSF的でソラリスを連想した。

 

以前はてブで知って読んだ著者のインタビューには感銘を受けた。

www.hayakawabooks.com

 

坪内祐三『文学を探せ』

先に進むほど面白くなっていくので一気読みした。

リアルな言葉としての文学を探して。江藤淳の庭師、書評をめぐる大江健三郎と平野謙のやりとりが印象的。前者は文字/本の外部にも存在する文学を、後者はかつて書評がどれほど真剣に書かれていたかを示す。たった一箇所の誤読でも責任をとって書評委員を辞める、それほどの緊張感で書評が書かれていた時代があった。

終盤、怒りが増していく。閉じた業界内でのポトラッチ的書評や、「正しい」が「正確」ではないジャーナリズムの言葉に対して。そこからヤスケン、暴力被害、実家の競売と展開が加速していく様子はまるで破滅型の私小説のよう。

 

春日武彦『自滅帳』
自滅帳

自滅帳

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自滅的な小説の感想とそれから連想される著者の記憶が並行して展開する文芸評論とエッセイの中間のような構成。自滅とあるけれども紹介される本の全部がそうとも言い切れない。自分には、魔が差してしまった人たちの話と思えた。

「わたしにとって常に関心があるのは「連想」という心の働きである。いや、連想するときのイメージの飛躍距離に興味がある。距離が短すぎれば、それは当たり前・月並みということになる。距離が遠すぎれば、もはや意味が分からない。そこそこに遠い距離だと、ときに意外性や詩情、発見や驚きが生じる」
「他人の連想を自分のものと比べたり玩味してみるのはきわめて妙趣に富む作業ではないだろうか。もしかするとそれは現代詩を読む楽しさに近いかもしれないとさえ思う」

小説を読んでいると全然本筋と関係ないような文章から思いがけない記憶の断片が突然蘇ることはままある。小説を読む醍醐味の一つと言っていい。それが黒歴史的な記憶だと意味不明な言葉を叫びながらのたうち回りたくなる。読書ー想起のメカニズムは不思議だ。小説を読むとは自分の過去を読むことなのかもしれない。

 

2025年1月に春日先生のトークイベントに参加した。イベント後にサインを書いてもらうとき、『自殺帳』がすごい面白かった、と声をかけたら破顔されて、今『自滅帳』って続編を書いている、と答えてくださった。刊行以前の話だったのでネットに書くことじゃないな、と思って以下の記事には書かなかった。今ならいいだろう。

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Alt236『リミナルスペース 新しい恐怖の美学』
リミナルスペース

リミナルスペース

  • 作者:ALT236
  • フィルムアート社
Amazon

リミナルスペースについてのまとまった論考。帯に恐怖とあるがむしろ不気味さ・得体の知れなさに着目して映画、ゲーム、アート、漫画、インターネット、歴史、廃墟などと絡めながら述べていく感じ。硬く、ペダンチックな文章で読むのは結構つらくところどころ読み飛ばした。読みものとしての面白さは微妙だったが資料集としては貴重。

サイレントヒル、ICO、キリコ、ホッパー、デビッド・リンチ、キューブリックなどが絡めて紹介される。ツインピークスのロッジやシャイニングのホテルはたしかにリミナルスペース的だ。

駅、空港、学校、病院、映画館、ホテル、ショッピングモール、学校、プールなど本来大勢人がいるはずの場所に人がいない。その寂しさがメランコリーを誘発する。自分はリミナルスペースにノスタルジアは感じない。心細さはある。終末の予感とも通じる。不思議なのは無機的な人工物の中にいないと惹起されないこと。山の中や海辺に一人きりでいても寂しさやメランコリーは感じない。鳥の声や波の音を聴けばむしろ心は晴れ晴れとしてくる。リミナルスペースとは都市に特有の空間なのだ。

リミナルスペースの隆盛に寄与しているのはインターネットだろう。CGによる創作やSNSへの写真投稿。#リミナルスペースでXを検索すると色々な画像が出てくる。

 

リミナルスペース感がありそうと思いGeminiでホッパーのナイトホークスから人物を消してみたが、微妙だ。

 

過去に撮った写真からリミナルスペースっぽいのを探してみた。

都内某ホテルのエレベーターホール。不気味どころかとても居心地のいい素敵なホテルだった。要は環境じゃなく見方の問題なのだ。

 

朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』

推し活と陰謀論と中年男性の孤独について。
旬のテーマを取り上げてなお物語として面白いのがすごい。

同じ中年男性である久保田のパートを身につまされながら楽しく読んだ。
「もう五十近い男がネガティブな感情を吐露したところで、相手を困らせるだけだ」
「今から新しいコミュニティに入ったとて 鬱陶しがられるだけだろう」
「今の時代、どんな話題でもおじさんに発言権はない」
「人生の〝本題〟なんて、すぐに終わる。育児も仕事も、手が離れてからが長いのだ」
「年齢を重ねれば重ねるほど、家族ですら運命共同体ではないことを実感させられる」
「雑談って多分、ケアなんですよ。内容がどうっていうよりも、相手とかその場自体をケアするものなんですよね。父親にはそういう精神がないっていうか、そういうのを身につける機会がなかったんだろうなって」
「中年期の男性は孤独に弱い傾向にあります。あと、これまでの人生における後悔。この二つを刺激する物語には、特に呑み込まれやすいんです」
久保田がカフェで若い男性アイドルと会話するシーンは、かつて読んだことのある、中年男性がなぜ孤独になるかについての本の内容と重なる。酒飲むんじゃなくて昼間カフェでおしゃべりできるような友だちはいるか、と尋ねられて、いると返答できる中年男性はどれほどいるだろう。ちなみに俺はいない。

ファンダムに対する企業のマーケティングやSNSのアルゴリズムを攻略してトレンドになる方法などの蘊蓄部分は(どの程度妥当かはさておき)読んでいて楽しかった。

離婚し、会社ではうだつの上がらない中年サラリーマンの久保田。
政治的正しさを求める周囲の空気に疲れ、一つでいいから信じられるものが欲しいと切望する大学生の澄香。
推し活を通じて知り合った職場の同僚だけが人間関係のすべてである非正規雇用者の絢子。
みんな寂しいのだ。毎日しんどいのだ。だから神に助けを求めて縋るように、自分が信じたい物語に縋って生きている。

 

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2026年の初詣

年末は慌ただしい。するべき用事をまるで仕事のように済ませ、元日を迎える。謹賀新年ムードで酒を飲む。店がやっていないし出かけるのも億劫(酒飲んだら運転できないし)だから自宅でだらだらしているとあっという間に三が日は過ぎ去る。飲酒や家でのだらだらは時間を一瞬で溶かす*1。会社は年末は遅くまでやっていいから年始の休みを長くしてほしい。

 

とか言っているうちに連休終わり。明日から仕事だ。憂鬱だぜ。いきなり5連勤とか、きっつい。会社マジで行きたくねえ。

 

気分転換(現実逃避)がしたく、昨年の今頃も宿泊した大塚のベルクラシック東京に用もなくまた宿泊してきた。都心でもこの時期なら宿泊料は普段の土日と比較してだいぶ安い。

 

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慣れきった部屋にいると飽きてモヤモヤしてくる、かといって本格的な旅行をするのはかったるい。そういうとき、自宅からちょっと離れた場所にあるホテルに泊まると、ただホテルの部屋にいて普段どおりに過ごすだけでもリフレッシュできる。外こもりとでもいおうか。

 

普段と違う場所で普段と同じことをする。スマホいじったり本を読んだり周囲をちょっと散歩したり。飯はそのへんのチェーン店で済ませる。このことの楽しさについてphaさんが書いている。

www.gentosha.jp

 

 

ただ、コロナ前くらいまでは楽しかったんだけど最近は以前ほど楽しめなくなっている。何年もやってきたので新鮮味がなくなった、歳食って感性が衰えた、コロナ後のインバウンド増加で宿泊料が上がってコスパ悪くなった、いろいろ理由は考えられる。あと、単純に出かけるのが億劫になった。これは加齢のせいだと思う。

 

当初は受付開始の15時に即チェックインするつもりでいたんだけど、ぐずぐずして家出るのが遅くなり到着したのは17時近く。チェックインしたあとまた外に出るのはだるいので、ホテルそばのフレッシュネスバーガーでテイクアウトして夕飯として持ち込んだ。

 

クラシックアボカドチーズバーガー、コールスロー、自家製ジンジャーエール(ホット)。ジンジャーエールのホットが選べるの、嬉しい。コールスローも量があっていい。何よりバーガーが旨い。玉ねぎの甘さとケチャップの酸味がすごく効く。フレッシュネス、自宅の近所にあったら通うのになあ。

 

新年だから宿泊客も少ないのか静かだった。ベッドから動かずKindle Paperwhiteでずっと『天使の囀り』を読んでいた。新年早々ホラー小説て。

一晩かけて読了。2時頃就寝。

 

8時前起床。素泊まりなので朝はゆっくりできる。サービスのコーヒーを飲んでスマホをいじってだらだらした。去年は早朝に散歩へ行き初詣も済ませたが今年は無理。起きられなかったし行動意欲も出ない。

 

10時過ぎ、駅前の大戸屋が開く時間になったのでチェックアウト。遅い朝ごはんを食べる。

チャッピーに聞いたところこのメニューの栄養バランスがいいとのことだったのでしまほっけともろみチキンの炭火焼き定食を注文。

 

食後、去年と同じく天祖神社へ初詣。少々並んだ。

 

山手線で池袋、池袋から私鉄で最寄駅へ、が帰宅ルート。

天気がいいし、腹ごなしにもなるので山手線は使わず、池袋駅まで歩くことにする。検索すると1.7km、24分の距離だった。

 

去年も通った公園の前を通過する。何気なく公園内を覗いたら凧揚げしている子供がいて驚いた。凧揚げなんてもう何十年と見ていない。なのによりにもよって豊島区で見るなんて。

 

公園過ぎてまっすぐ進んだら行き止まりになって困惑。埼玉県在住者なのに池袋を全然知らない。どこなら知ってるのか? どこも知らない。

 

写真には写ってないけど冬タイヤ装着しろ、との表示が掲示板に出ていた。2日は秩父の三峯神社へ通じる道が雪のため封鎖されて一部の参拝者が帰宅できなかったとニュースで見た。ノーマルタイヤで途中スリップ事故を起こした車もいたそう。山へ行くなら天気や気温を必ず確認すべき。

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俺が行ったときは12月上旬だったけど一時的に雪(風花?)がパラついた。ノーマルタイヤだった。こわ。冬に山の方へなんか行くもんじゃない。

 

サンシャインシティプリンスホテルのそば。ダンジョン感あってよき。

 

行列発見。推し活関係か? 朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』を読んだばかりなので微妙な気持ちに。ほかにも何箇所か行列作ってるところがあった。東京はよく並ぶ。

 

首都高を潜ったあたりから急に人の数が増えた。普段の土日はもっといるのか? 同じくらい? わからんけど駅に近づくにつれどんどん増え、歩いていて非常に強いストレスを覚えた。生ゴミっぽいいやな臭いも漂っていた。

 

池袋駅到着。

 

コロナ前頃までは池袋に来るのとジュンク堂で買い物するのはセットだったが今は違う。めっきり本を買わなくなった。探さなくなった。

余談だけど、以前よく古本屋へ行っていた頃は、たまに棚に「呼ばれる」ことがあった。棚が光ってるような気がして、見るとずっと欲しいと思っていた本が差さっている。この話、人にすると失笑されるんだけど、本当の話。古本好きの人は同じ経験あるんじゃないか。「狩り」を続けてるうちに感覚が研ぎ澄まされるのだろう。今はもうない。古本屋へ行かないし探求書もないので感覚が鈍った。

 

というわけで池袋駅から私鉄に乗って帰路についた。

駅前のスーパーでみかんとカステラを買って帰宅。

 

 

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*1:無趣味で孤独な人がアルコールにハマりやすいのは人生の空白時間を手っ取り早く潰せるからではないか、と思っている

2025年に見た映画のこと

2025年は30本を映画館で見た。

たった30本からベスト10というのもアレだが選んでみた。

 

以下、一部ネタバレあり感想。鑑賞順。

 

I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ

映画オタクの高校生が高校やバイト先の人たちとの人間関係を通じて成長していく青春映画。

序盤はユーモラス。勘違いしたオタクの痛い言動が共感性羞恥を呼ぶ。

中盤、親友から愛想尽かされたあたりから徐々にシリアスさが増してくる。 高望みな夢、経済的な問題、心の傷、プライドの高さゆえ素直になれない性格。映画の虚構によって主人公ローレンスはつらく厳しい現実から目を逸らしていたようにも見える。

挫折や失敗を経て、彼は少しずつ現実世界と折り合いをつけていく。身の程を知っていく。 ラストは意外にも爽やか。

 

教皇選挙

教皇を選ぶおっさんたちの選挙模様なんて退屈かも…と怪しんでいたがミステリー要素が強く最後まで飽きずに楽しめた。

教皇選挙、外界と完璧に隔離された環境で、投票者の3分の2の得票者が出るまでひたすら続けられるとは知らなかった。

選挙は生もの、スキャンダルや事故によって有力者が二転三転する。途中も、なんなら結果が出てからも油断できない。 シスターの告白、報告書、前教皇の手帳、ラストの煙など肝心な部分を暗示に留める手法に品のよさを感じた。

画面がいい。バッチリ構図が決まっている絵は見ていて気持ちがいい。終盤の傘のシーンはとくに美しかった。

音楽もよかった。

 

サブスタンス

今年のベストを選ぶならこれ。

加齢により商品価値がなくなった落ち目のスターが危険な若返りに手を出す、それには代償があって…という話だったら斬新さないなあと思っていたが、いざ見たらさらにその先へ突き抜けるとんでもない映画だった。

若返りではなく分身だから人格が異なる。だから分身は本体を犠牲にしても構わないと考えられる。一方で本体の方は上位互換である分身に嫉妬し、自分には価値がないと思い込み追い詰められていく。上位存在への嫉妬と絶望はルッキズムの話であるとともに他人のキラキラが誇示されるSNS社会の話でもあるのだろう。

老婆になったあとで50歳の若さに気づいて接種を後悔するのかと思いきや、そんな退屈な教訓物語にはならない。終盤は怒涛の展開。あのビジュアルを子供の頃に見たらトラウマになりそう。写真を顔に貼り付ける発想がやばすぎる。大晦日のショウの登場シーンはひどすぎて笑いが出た。

デミ・ムーア、久々に見られて嬉しかったけど、よくこの映画に出る気になったなあと感心。

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海がきこえる

リバイバル上映だけど初見なので入れた。

名作と聞いていたが実際よかった。 甘酸っぱい青春。

ただ、ヒロインの性格がキツすぎる。一歩間違うと不快なだけのキャラになっただろう。何ヶ所か、なんだこいつ? と思った。気が強いとかいうレベルじゃねえ、出会う奴すべてに噛みつく狂犬じゃん。男を黙らせるために生理を持ち出したりするところがまた…。個人的には絶対関わりたくないタイプ。

主人公が親友に遠慮していたところがいい。若い時期だからこその友情の尊さ。

主人公とヒロインはお互いをいつから意識するようになったんだろう? 東京へ行ってから? そのあたりは読み取れなかった。

主人公がヒロインに元彼だかを見せつけられて、嫉妬するどころか逆に、この女は東京でこんなつまらねえ男とつるんでたのか、と急速に冷めていくのは面白かった。

ラスト近くの、同窓会帰りにライトアップされた高知城をみんなで見上げるシーンが好き。このまま再会せず片思いで終わってもいいんじゃないの、と思ったけどそれだと新海誠になってしまうか。

 

近畿地方のある場所について

中盤あたりまではアレンジしながら原作に忠実な展開、失踪した編集長の所へ行くあたりから映画オリジナルな展開になっていく。ましらさま? は白石監督っぽい造形。

終盤はちょっと勢いが落ちた印象。原作知らないと石の話になってしまい、女と了が何だったのかわからなさそう。

モキュメンタリー的な映像はどれもクオリティ高かった。ニコ生の首吊り屋敷凸と見たら死ぬ動画は怖かった。まさるさまのアニメは見入った。

ふだんガラガラな映画館なのに50人くらい入っていた。若い女の子グループもいたりしてホラーブーム来てるんだなあと感じた。

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秒速5センチメートル

かつて原作を見て種子島まで「巡礼」したくらいの原作ファン。今はかつてほど思い入れはないけど。当時は不器用な貴樹が他人に思えなかった。 君の名は。以前の新海誠監督の作風が好きだった。

怖いもの見たさな気持ちで実写版を鑑賞。しかし思っていたよりずっと満足できた。原作のマインドを踏襲しつつ独自の要素として明里の人生が丁寧に描かれる。そのオリジナル部分がとてもいい。

原作は3章に区切られているが実写版は3章の時間軸(2009年)をベースにして回想として1章、2章が描かれる。この流れがシームレスで違和感がない。構成も少し変更されており1章の別れのシーンが終盤にくる。これがとても効果的。構成に関しては原作よりいいと思う。

60分ほどの原作を倍の120分にどう引き延ばすのかと興味があった。延びた分は原作では描かれなかった貴樹と明里の日常。山崎まさよしが流れるMV的な箇所をドラマとして描いている。明里が結婚するまで何の仕事をしていたのか、原作だと掴みどころがなくて気になっていた。新宿の紀伊國屋書店で働いていたら、ばったり貴樹と出くわしていそうだが。

飲み会といい、プラネタリウムといい、出会いそうですれ違うもどかしさが楽しい。花苗の姉がこんなに丁寧に描かれたのは意外。既存のキャラクターをうまく使って物語を膨らませるのに成功している。唐突に明里の恋人が出てきたのには笑ってしまったが。

原作の予告編でタイトルが出る電車のシーン、種子島の電線越しに見える月、踏切の遮断機。他にもたくさん原作と同じカットが出てきて、ああ、現実で見るとこんな感じなんだなあ、と思った。ロケットのシーン、今思うとあんな夕方にロケット打ち上げないよな。午前中にやるもんじゃないのか。

キャストでは森七菜演じる花苗が恋する女子高生の感じが出ていてとてもよかった。応援したくなる。

総じて満足。見てよかった。俺の中の貴樹も成仏できそう。

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WEAPONS/ウェポンズ

ワーナーブラザースジャパン最後の配給洋画と聞き思い出作りで遠出して鑑賞。

バーバリアンの監督らしいひねった構成。魔術が万能で都合よすぎの感があるけど、謎解きのスリルやところどころのジャンプスケアなど楽しめた。シャイニングのオマージュシーンに笑った。ただ、128分は長い。終盤ケツが痛くなった。

ラストシーン、笑うと聞いて不思議だったけど見て納得。劇場内のあちこちから笑い声が起きた。

 

エディントンへようこそ

序盤は退屈で寝そうになった。コロナ禍でのマスク強制が懐かしい。3年くらい前まではあんな感じだったのにもう忘れかけてる。

主人公が市長選に出馬したあたりからだんだん面白くなる。コロナ禍、陰謀論、人種差別、カルト団体、SNSによる情報拡散など、現代アメリカの社会問題がふんだんに詰まって大渋滞。

終盤、爆発からの銃撃戦シーンは迫力あった。あそこで終わってもよかったのでは。エピローグ的な部分は蛇足に思えた。結局義母と暮らすんかい。アリ・アスターの家族観って独特な感じ。

ストーリーはかなりわかりやすい。ユーモラスなシーンもたくさんもあった。アリ・アスター作品はすべて映画館で見ているが、世間(というかネット)で話題になるほど面白いかな? と思っていたけど、この映画は面白かった。今後はこういう理不尽な味わいのサスペンスドラマの方向でいくのかな。

 

爆弾

冒頭から佐藤二朗の怪演に引き込まれた。取調官が交代していくのは対戦してる感があって楽しい。等々力、清宮、類家それぞれキャラが立ってる。ただ類家はなあ…あえて秩序の側に立つけど本来は闇属性、みたいなキャラ設定が若干なろう的なチートに思えて微妙。

警察の上層部は、自分は事務室から偉そうに命令するだけで、取り調べも解決も責任さえも現場の清宮に押し付けていて、組織ってほんとこんなだよなーと思った。警察官も所詮リーマン。中間管理職の清宮、ストレスやばそう。

シェアハウスにたどり着き、侵入したあたりが面白さのピーク。ゴミだらけの一軒家、リビングには実験道具が散乱、へんな動画が壁に写され、ビニールカーテンが垂れ下がっている。絶対やばいとこだここ、と見ながらワクワクした。一般家庭にビニールカーテンなんてあるわけねえんだよなあ。めくれば絶対その向こうには怖い何かが待っている。案の定…。

終盤、事件の真相が明らかになるにつれボルテージは下がった。真犯人には少し白けた。巨大で異常な悪の話であってほしかったので人情話っぽくなったのは残念。スズキタゴサクは他人由来の犯行にも関わらずあんなに見事に犯人を演じるのだからただのホームレスじゃない。めちゃくちゃ頭脳明晰な、こいつもチートキャラだ。

 

ボディビルダー

ボディビル版ジョーカーの謳い文句どおりの内容。主人公のキャラ設定も似ている。ナルシスト、低賃金労働者、実家暮らし、父親の不在、家族の介護者、片思いの女性がいる、メンタルのカウセリングを受けている、笑顔、など。

ボディビルで体は鍛えてもメンタルが弱い。動画アップロードして非モテ臭やばいと書き込まれるのは気の毒だけど、娼婦とのやりとりとか見るとたしかにそう見られても仕方ない。緊張して勃たなかったってことでしょ? それともキスして怒られて萎えた? ステロイドの影響?

デートの場面、きつかった。コミュ障ぶりに見ているこっちがいたたまれなくなる。全然相手を見ていない。自分が興味ある筋肉のことしか話せない。手紙もそうだけどコミュニケーションが常に一方通行。父親が母親を殺したあと自殺したと初デートで話すとか、完全にやべー奴なんだよなあ。ジェシーがいかにも、自分に自信ない系男子に「俺でもいける」と思われそうな外見なのがリアル。スワロウの人だって気づかなかった。デートのあと職場で気まずくなるシーンも見たかった。

食堂での場面は大事なもの守りたいものが何もない無敵の人っぷりを発揮していた。こんなやばいメンタルの人がスーパーで働いちゃダメでしょ。接客業できるタイプじゃない。

ラスト、暴れればありきたり、暴れなければ物足りない、でどっちを選ぶにしろ退屈さは避けられない展開だと思った。結局は爺ちゃんが社会から足を踏み外すのを防ぐアンカーになってくれた。やはり人を社会に繋ぎ止めるのは自分を承認してくれる他者の存在。孤独は人を狂わせる。

 

 

2025年は映画オタクの映画に始まってボディビルオタクの映画で終わった。

インフレの波は映画にも来ている。鑑賞料金が高くなった。割引なしの一般だとMOVIXが2100円、Tジョイが2200円。TOHOが2000円なので、以前は高いと感じていたTOHOを超えた。映画一回につきアマプラ3ヶ月分以上の出費とは、映画鑑賞は贅沢な趣味になりつつある。イオンシネマやユナイテッド・シネマはイオンカード利用や会員になることで比較的まだ安く見られる。

 

2025年は自宅で映画配信を見ることがかなり少なかった。アマプラを解約したのもあるかもしれない*1。GEOの会員になってン十年ぶりにディスクをレンタルするようになった*2

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配信では見られないけどディスクでは見られる映画って結構ある。北野映画、伊丹映画、ジブリ映画はその代表。見たいと思っていたレイク・マンゴーをレンタルでようやく見られた。ブレア・ウイッチ・プロジェクトと双璧をなすくらいのモキュメンタリーホラーの傑作だと思う。ちょっとツインピークスを意識しすぎな感があるが…。ブレア・ウイッチ・プロジェクトは公開当時の宣伝手法も含めて、俺にとって海外ホラー屈指の名作。

 

安く中古ディスクが買えたおかげでフロンティアもようやく見ることができた。これにて4大フレンチホラー制覇。全部見るのに一体何年かかったか。マーターズが頭抜けていて、あとはフロンティア、屋敷女、ハイテンションの順。

 

レイク・マンゴーとフロンティアを見て、見たいと思っていたホラー映画は大体見られた。残ってるのはコリアタウン殺人事件くらい。

 

近畿地方を見て白石監督の過去作に興味を持ち、ノロイとオカルトを見た。感銘を受けた。ノロイは日本のホラー映画で一番怖いんじゃないか。ブレア・ウイッチ・プロジェクトといい、モキュメンタリーホラーが俺に刺さる。怖さはノロイ、映画としてはオカルトの方が社会性があって面白かった。

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*1:フリーレン2期を見るためにまた加入した

*2:その後TSUTAYAのレンタル会員にもなった

2026年 年初に思う

大晦日の夜。働き方改革かワークライフバランスか人手不足か、大晦日は早仕舞い、元日は休業のお店が増えた。20時を過ぎると街は暗い。行き交う車は心なしか少なく感じられ、住宅地を歩く人の姿はまばら。俺が子供だった頃の大晦日もこんな雰囲気だった。置いてけぼりにされたような心細さ、寂しさが心地いい。

 

映画館から帰宅して風呂に入り獺祭を飲みながら朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』を読み終えて余韻に浸っていたら日付が変わっていた。推し活と陰謀論と中年男性の孤独についての話。それぞれを三人の主人公が体現する。

1時頃に就寝。

 

元日。6時頃にいったん目を覚まし、コーヒーを淹れる。前夜久々の晩酌、起きると頭の芯が重くてだるい。酒は大勢でわいわい飲むなら楽しくていいが、一人で飲むのはいいもんじゃねえな、と思う。たとえそれが獺祭だったとしても。夜に一人で飲むならノンカフェインのルイボスティーでいい。

 

酒にもタバコにもギャンブルにもハマれない人生。何をやっても長続きしない。

 

スマホではてブをだらだら見ているうちに眠くなり二度寝。起きたら10時過ぎだった。リビングへ行って両親に新年の挨拶。俺が寝ているあいだにおせち一段手をつけたとのこと。先に写真だけ撮っておけばよかった。今年は京都しょうざん和洋おせち料理をJREモールで予約した。JREモールで買ったのは、そのときちょうどキャンペーン中でポイント10%還元だったから。

 

旨いからとかの理由ではなく、正月のムードを盛り上げて浸るために、おせち料理は必要だ、と考える。いつかそう遠くない将来、一人きりで正月を過ごすようになっても俺は正月におせちを食べ続ける。正月には華やぎが要る。おせちの非日常感は新たな一年を始めるにあたってのスイッチにもなる。

 

このブログを書くようになってから毎年、年初に一年の抱負めいたことを書いている。が、今年はこれといってない。去年、いろいろ目標を挙げてみたものの年末に確認すると未達のものが多く、俺にしては仕事を頑張ったり、あちこち旅行して楽しんだり、いい一年だったにも関わらず、最後の最後であれも未達これも未達でなんだかダメな一年を過ごしたような微妙な気持ちになってしまった。

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なので今年は目標は立てない。やりたいことをいくつか考えてはいるけれどアウトプットはしない。胸の中に秘めておく。あまり予定や計画に縛られず、自由に、行き当たりばったりでいいんじゃないの。今年は去年より仕事の責任が軽くなる。会社員としての天井も見えているのでダウンシフトの方向でやっていこうと思う*1。怠惰に一年を過ごそう。

 

1月2月、フリーレンの2期放映とまどマギの映画公開がある。それを楽しみに寒くて暗くて憂鬱な冬を乗り切れそう。春になったらどこかへ旅行したい。行きたいところはたくさんある。

 

夕食は買ってきた寿司。向田邦子は買ってきたものをパックから皿に移し替えて食べたという。さすがお嬢様。俺もそれに倣う。独身中年ってどうしても効率重視、パックの蓋を醤油皿代わりにしたり、洗い物が少なくて済むなら鍋やフライパンから直接食えばいい、みたいになりがちだが、そういう日々の暮らしぶりの雑さが佇まいや所作に現れていかにもな独身中年の出来上がり、につながるんじゃないか、と職場の独身の先輩を見て思うので*2、丁寧にやる余裕があるときはなるべく丁寧に生活をやっていきたいと思っている。

 

この記事はChill with Youをプレイ(?)しながら書いた。はてブで存在を知り、作業用によさそうと思って購入。

www.4gamer.net

 

MacでもSteamができるって知らなかった。初めてゲームを入れた。チルな音楽を聴きながらポモドーロタイマーとして使っている。今のところいい感じ。

わざわざゲームを買わなくてもYouTubeでチルな音楽流せばいいんじゃね? とも思ったけど「Steamアプリを入れてゲームを買う」という初めてのタスクをやるのも勉強だと思ったのでやってみた。日常がルーティンになりがちな独身中年、初めてのこと、新しいことを億劫がってやらないでいるうちに時代に取り残され、気づいたらできないことだらけになっていました、なんてオチになりかねない。

 

 

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*1:組織の一員である以上そんなことおくびにも出せないが

*2:お手本にしたい先達が身近にいない

2025年を振り返る

今年は年初に目標を立てていた。

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その結果を振り返る…前に上期が終わった時点で振り返っているので貼っておく。

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上の記事を書いたのが8月でそこから5ヶ月の時間があったわけだが、先に結論を述べてしまうと一切の進展がないまま終わりました。掲げた目標のうち未達のものがほとんど。全然コミットしませんでした。年初の目標は、なんか変なテンションで書いたようにも思えるんだよなあ。

 

あと、今年は仕事でプロジェクトの担当になったり、他にも業務の幅を増やすことに取り組んだりして(それで結果を出したことが評価されて来年の年収増につながったのでよかったのだが)色々忙しかった。そのせいで心の余裕が持てなかった。仕事で疲れたぶん、プライベートはだらけたいという怠け心が出た。

 

1 FP3級を取得する

まったく手をつけませんでした。テキストすら買わなかった。お恥ずかしい。やる気ゼロじゃねえかと言われても何も言い返せない。ただ、これと簿記は将来のために勉強しておいた方がいいと思ってるのは本心なので、来年こそは頑張りたいなあ…と思っています。まずはテキストを買うところから。

 

2 フィットボクシングを一年間続ける

これも一時期ちゃんとやってたんだけど一旦中断するとそのままズルズルいってしまう。夏以降中断していたのを、年末年始の休暇に入って時間に余裕ができたのでまた再開した。肩がだるいときがあるので絶対運動した方がいいとわかってはいるんだが、継続するのは難しい。自分は意志が弱い人間なので。というか、すべて労働が悪いんですよ。労働しなくても済むなら、そのぶん心身の疲れはないし、労働しているぶんの時間をFP3級の勉強やフィットボクシングをやる時間にあてられる(はず)から。労働は本当、QOLを下げる。でもLIFEを送るのには金が必要なのでしないわけにはいかない。この矛盾に引き裂かれている。

 

3 毎月デジタルデトックスの日を設ける

これも定期的にはしなかった。ただ、このブログに何度も書いているように、ヘイト、デマ、フェイクニュース、対立煽り、マウンティングばかりな最近のインターネット(というかSNSか?)にはうんざりしているので以前よりだいぶ閲覧時間は減っている。いいこととは思わないけれど、世の中のニュースに関しても知らないことが増えている。元々テレビを見ない(分波器使って配線引いてもなぜか自分のテレビは映らないので)のに加えてニュースサイトも見なくなったせいだ。たまに本屋へ行って買うつもりの本を手に取り帯を見ると、インフルエンサーなのかな、知らない名前の人が「絶賛!!」とか書かれていて、誰それ? と、なんとも言えない気持ちになる。

 

4 長編小説を読む

インターネットをしなくなった時間を読書にあてた。複数巻ある長編小説は結局『指輪物語』しか読まなかったけれど、今年は記録のある過去4数年間でもっとも読書した一年だった。87冊。読もうと思えば100冊読めたな、と今振り返って思う。来年以降も継続したい。ショート動画や短文テキストしか見ない読まない人が増えているといわれる昨今だからこそ、時代に逆行して本を、それも分厚いやつ、長大なやつを読みたいですね。

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読めるかどうかわからないのに『薔薇の名前 完全版』がほしい。

 

5 外へ出る

6 旅行する

これらは今年だいぶ実行できたと思う。例年になくたくさん旅行した。40代は残り2年。元気で無理がきくうちにあちこち旅行しようと思う。

旅行って出かけるまでがだるい。なのにいざ出発すると楽しくなる。不思議だ。

今年は東北へたびたび出かけて震災遺構を回った。俺にとって東日本大震災は人生の転機になった出来事だった。あの災害があって今の自分がいる。震災遺構は今後毎年一度は訪れたいと思っている。

 

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あと今年は伊豆、とくに西伊豆、南伊豆の素晴らしさを知った。飯が旨くて海が綺麗で温泉が気持ちいい。道中混むのがネックだが、伊豆も年に一度は行きたい。山光荘に泊まれたのはいい思い出になった。

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美術館へは前年と比較するとあまり行かなかった。来年、調布でつげさんの展覧会があるのでそれには行こうと思っている。

www.chofu-culture-community.org

調布行くついでに前から一度行ってみたかった東京競馬場へも寄ってみようかな。レースやってない日なら空いていて快適だろう。

 

7 自炊および投資を継続する

自炊はあまりしなかった。米だけ炊いておかずはスーパーの惣菜や冷凍食品、カット野菜やフルーツなどを食べていた。健康診断は問題なし。HbA1cの数値がちょっと気になるので甘いものを控えるようにはしている。

投資は依然継続中。オルカンオンリー。2017年から始めたから投資家生活はもうすぐで10年だ。2024年に引き続き2025年も爆益(?)だった。何も考えず淡々と毎月積み立てているだけで手取り年収にほぼ匹敵するくらいの純利益。年収が上がっても生活水準は変えない。だからインフレで物価が上がっているぶん生活水準はむしろ下がっているとも言える。

 

8 物を減らす

今年もあまり買い物しなかった。Switch2はまだ開封もしていない。

 

9 生きて2025年を年越しする

あと数時間で2025年も終わり。このまま何事もなければ目標達成できそうだ。

この目標がすべてに優先するので達成できたのならそれでもう十分。俺よ、よくやった。

 

ヤオコーへ行ったら獺祭が売っていた。純米大吟醸45。へえ、ヤオコーで獺祭買えるようになったんだ、と手に取り、普段は晩酌しないのだが、年越しは特別だからとつい買ってしまった。ほか、みかんやポテチなども買った。

 

今年は俺にしては仕事を頑張った一年だった。しかし出世には縁遠い。もうすぐ50歳。大江英樹さんは、出世できなかったサラリーマンは50歳で「成仏」しろ、と説いていた。

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ごもっとも。俺も早く成仏しなくちゃ。

 

 

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Merry Christmas 2025

世の中の風潮、俺の加齢、独身者ゆえの家庭的イベントムードの欠如、テレビをまったく見ない影響等々いろいろ絡み合った結果だろう、年々クリスマスの祝祭感が薄れている。今年はクリスマスが週半ばの平日、しかも24、25と天気が悪いせいもあるのか、輪をかけて祝祭感に乏しい。

 

48歳の俺が青春期を過ごした1980年代後半から1990年代のクリスマスは、恋人と過ごすもの、という風潮が強かった。テレビや雑誌などのオールドメディアが恋愛至上主義的価値観を強力に推進していた。インターネットなんてなかったから*1オールドメディアの影響力は今とは比較にならないほど強かった。赤プリ。苗場プリンス。ティファニーのオープンハート。俺は学生だったから体験はしていないけれど俺より少し先輩方はこうしたバブル期の恋愛至上主義を身をもって体験しているのではないか。山下達郎。ユーミン。月9。イタメシ。イタメシて。初めて聞いたとき炒飯かと思った。


www.youtube.com

 

以下、俺の曖昧な記憶を頼りにクリスマスについて雑に書く。

 

1980年代から1990年代まではバブルの余韻、消費文化のピーク、オールドメディアが広める恋愛至上主義的価値観の影響などによりクリスマスは恋人同士で過ごすものとのイメージが強かった。ほとんど洗脳に近かったと思う。クリスマスに恋人がいないと肩身が狭い思いをした。

 

2000年代中盤以降、不況により非正規雇用者が増え、インターネットが普及(スマホ普及前なので一部の利用に留まったが)したのもあって恋愛至上主義的価値観はだいぶ薄れた。性の6時間。リア充。懐かしい響きだ。『電波男』を書いた本田透は現在どうしてるんだろう? 今とは違い、この頃のオタクは自身がオタクだと公言できるような雰囲気はなかった。当時の俺は世の中のマス的価値観に馴染めず、かといってオタクになるほどアニメやゲームに熱意も抱けず、インターネットに入り浸ってその文化から多大な影響を受けつつも傍観している寂しさがあった。

このポストがすでに7年前。

 

東日本大震災からしばらくは自粛ムードやエネルギーに対する意識の変化などによりクリスマスは家族で静かに過ごすもの、という伝統的な価値観が戻ってきたように思う。この頃になると恋愛至上主義的価値観は相当薄れていた。

 

2010年代半ばか後半くらいからスマホが普及したことでマス層がインターネットに流入、SNSにより世の中の普通の人の声が可視化されるようになった。価値観の多様化、個性尊重。

 

2020年から数年は新型コロナウイルスによるパンデミックでイベントが制限されるようになった。外出制限や会食自粛。

 

現在はなんだろう。それぞれが推しと過ごす時代だろうか。生身でデートする人もいれば推しの配信を見たり、アクスタやフィギュアとクリスマスの飯の写真を撮ったりしてるんだろうか。2010年代以降については適当に書いている。その頃になると俺が中年になったのもあってクリスマスを特別視しなくなったので印象が残っていない。それに今の若い人の動向も接点がないので知りようがない。子供は今でもクリスマスを楽しみにしているのかな。

 

俺が10代の頃に存在していた「クリスマスは恋人で過ごす日」という呪いのような価値観は令和の今、すっかりディスペルされたように思う。生きやすくなったと寿ぐとともに、世の中の価値観ってマジで変わっていくもんだなあ、と感慨を覚える。長く生きれば生きるほど世の中の移り変わりを観察できるのは面白い。独身だけど長生きしたいなあ、と思う。10年後はまた今とは違う価値観が世の中に広まっているのだろう。

 

以上、クリスマスをめぐる価値観について俺主観で書いておきたかったので書いた。もしかしたら今でも若い人の間ではクリスマスと恋愛は結びついているのかもしれないが、俺には知りようがない。だから上に書いたことは俺のポエムだ。エビデンスなんてない。

 

若い頃に恋愛至上主義的価値観を刷り込まれ、それに反発する気持ちからすっかりアンチクリスマスになった*2。前回の記事に滅多に外食しない家だったと書いたけれど、わが家はクリスマスにお祝いする習慣もなかった*3のでアンチクリスマスに拍車がかかった。社会人になってからも、あえてクリスマスに残業したりしてた。クリスマスに残業してる俺カッケーとか自分に酔ったりして。いやあ、相当こじらせてたなあ。そういやケンタッキーに初めて行ったのって30歳をとっくに過ぎてたかもしれない。

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だが中年になってからは考えが変わった。クリスマスをはじめとする暦のイベントを楽しもうという気持ちが芽生えてきた。独身中年を長くやってると延々と続く単調な毎日──会社と家の往復──に人生が味気なくなる。生きている張り合いがなくなる。そういうときクリスマスのようなイベントはいい刺激になる。自分へのご褒美()の名のもとにささやかな消費をするいい言い訳にできる。

 

というわけでヤオコーでディナーメニューを調達してきた。ピザ、チキン、フルーツタルト。

 

そして今日、48歳独身実家暮らしの俺のもとにサンタさんからプレゼントが届いた。年明けに届くと思っていたので今日届いてくれて嬉しい。プレゼント? いや、金払ってるが…。

 

今週は夜勤。クリスマスディナーを食ってからのブルーカラー労働、想像しただけで精神的にクるものがありますね。でも仕方ない。働かなきゃ生きていけないのだから。今夜で仕事納めなので安全に注意して頑張ってきます。

メリークリスマス!

 

 

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*1:正確にはあったけどマス層には届いていなかった

*2:なぜ反発するのかと言うとモテない男だからだ。言わせんな恥ずかしい

*3:これには事情があるのだが個人情報なので伏せる