2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

蒐集──これも生きる者のサガか… とみさわ昭仁『無限の本棚』を読んだ

無限の本棚 増殖版 (ちくま文庫) 作者:昭仁, とみさわ 筑摩書房 Amazon 著者の開店した古書店について(現在は閉店している)、自身の蒐集家としての来歴、そして蒐集という行為についての考察、大体そんなことが書いてある。俺ももう30年近く本を買い集めて…

206分でも最後まで飽きずに見られた 映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』感想

上映時間がやばい。206分。でも『アイリッシュマン』が209分だったから少しだけ短くなっている。誤差の範囲だが。『アイリッシュマン』は退屈で途中何度もうとうとしてしまったが本作は終盤で少しだれたものの(要らなくねえか? と思えるシーンがいくつか)…

便利でつまらなくなったインターネットについて

わかってるわかってる。おっさんは自分が歳食ったせいで楽しめなくなっただけなのに「〜は終わった」「〜は死んだ」「もうあの頃の〜は帰ってこない」って言いたがるよな。よくわかってる。そんなん言ったって何も変わらないし周りの人を不快な気持ちにさせ…

AirPodsとApple Watchを売ってApple製品の束縛から(少し)自由になる

初代AirPodsとApple Watch3を売却した。 前者は2019年1月に18000円で、後者は2020年8月に30000円くらいで購入。 近所の某店で前者は2000円で、後者は6000円で買い取ってもらった。相場を調べると大体そんなところっぽい? Watchはケースを付けず裸で使用して…

金曜の夜、サービスエリアで

だから仕事終わりに高速に乗ったのだった。 気まぐれと感傷。 気まぐれはいつもそうだ。では感傷は? 7年乗った車をあと3週間ほどで手放す。それなりに思い入れがある車だ。色々な場所へ乗って行った。まめに洗車をしているのでパッと見は綺麗に見えるが乗っ…

『現代思想2023年10月号 特集スピリチュアリティの現在』を読んだ

現代思想 2023年10月号 特集=スピリチュアリティの現在 作者:栗田英彦,橋迫瑞穂,石井ゆかり,鏡リュウジ 青土社 Amazon 今年は例年になくよく雑誌を読んでいる。この『現代思想』も、『本の雑誌』『スペクテイター』『SFマガジン』『ユリイカ』『週刊ダイヤ…

『原理運動の研究』『週刊ダイヤモンド 巨大宗教「連鎖没落」』を読んだ

原理運動の研究 (ちくま文庫 ち-20-1) 作者:茶本 繁正 筑摩書房 Amazon 旧統一教会研究の古典であるという。品切れだったがちくま文庫で復刊。刊行が1977年なので情報としてはかなり古い。が、1980年代から90年代にかけての新興宗教全盛時代へ向かって右肩上…

新宿散歩(断念)

藤子・F・不二雄ミュージアムからの帰り。 hayasinonakanozou.hatenablog.com 新宿で小田急を降りてヴィアイン新宿に宿泊した。 ミュージアム内を歩き回って疲れていたし(1万歩ちょっと歩いた)、コロナ第9波と言われる今、新宿をうろつくのは躊躇われた。…

藤子・F・不二雄ミュージアムへ行ってきた

登戸にある藤子・F・不二雄ミュージアムへ行ってきた。 長くなるので先にこれだけ書く。 藤子・F・不二雄ファンまたはドラえもんに思い入れがある(あった)人ならかなり楽しめるので行ってみるといい、と思う。自分はかなり楽しめた。 以上。 以下は自分語…