今朝クリアした。真エンディング。
ラスボスは初見で倒せた。ラッシュが全然決まらず殴り合いになってしまったが…。
朝から充実感。
プレイ時間は170時間だった。
クリア時の装備はダイヤの頭飾り(強化レベル3)、新式・英傑の服(強化レベル4)、鬼神ブーツ(強化レベル4)。ダイヤの頭飾りを4まで強化してからラスボスへ行きたかったんだが素材収集が面倒なので諦めた。蛮族装備の方が攻撃力が高いけどビジュアル的にこっちの方がカッコいいと思ったのでそうした。
発売されてすぐに購入してプレイ開始したが神殿を三つクリアしたところで中断してしまっていた。その期間、うろ覚えだがおそらく一年*1。最後に残った砂漠エリアが砂塵でGPSが使えない*2、砂に足を取られて移動が遅い、寒暖差が激しく装備の切り替えがだるい、などの条件が重なり、めんどくさくなってやらなくなってしまった。当時の記事が残っている。
hayasinonakanozou.hatenablog.com
ちょうどその頃職場の異動があって新しく覚えることが増え、知らない人ばかりだったので人間関係の構築にも神経を使い、ゲームプレイにまで頭を使う余力がなかったのだと思う。その流れで放置してしまった。
猛烈に暑い今年の夏季休暇、とくに出かける用事はなく、用もないのに外をぶらつくような気候でもないので引きこもっている。暇だったのでふと途中だったのを思い出し、せっかくだから休暇中にクリアしてしまおう、と思って久々に起動した。そんな複雑なストーリーではないし、前作と展開が似ているので、空白期間が一年あっても違和感はほとんどなかった。意外にもちょっとプレイしたら操作を思い出して順調に進行した。砂漠エリアの移動は砂嵐に乗ってパラセールで上昇すれば見通しがきくようになるので難易度はそれほど高くない。足場が悪いせいで移動が遅いのはストレスだが。雷の神殿もさほど複雑な仕掛けじゃなかった。…と言いつつ自力では半分しか解けずあとは攻略動画に頼ったが。ボス戦は余裕だった。
雷の神殿クリア。
魂の神殿クリア。
装備を充実させラスボスの待つ場所へ。
瘴気にまみれたハイラル城の地底をひたすら降りていく。
途中からそれまで一緒に戦ってきた賢者に頼れなくなる。「賢者の力が届かなくなった」のメッセージ表示。ここからは一人きり、しかもその先は瘴気と闇が濃くなるばかり。「封印の跡地」。「瘴気満ちる魔窟」。気味が悪い地名が続く。音楽も怖い。恐怖を感じさせる演出に舌を巻いた。
だからこそそのあとの全員集合はアツかった。
ラスボス戦は前作よりよかった。
前作は第一形態、第二形態ともにモンスターの姿で、とくに後者は弓を使ってのイベントバトルみたいな感じだったので爽快感が今ひとつ弱かった。
今回は人の形態時はガンガン斬れるので爽快感がある(俺は下手なのでラッシュはたまにしか決まらなかったが)。変身後はイベントバトルっぽくなるがゼルダ(仮)と共闘でまさかの空中戦。空中で必ず拾ってくれるのはゲームとしてよくできてるなあ、と感心した。
後半のプレイで思ったこと。
・ブレワイより怖かった。瘴気と地底のせいでそう思うのかな。
・バクダン矢がかなり強い。
・地底のエリア解放後は矢で射ったアカリバナの実は消滅させてよかったのでは。必要ないのにあちこちに花が残っているのは見苦しい気がする。
・地底探索は徒歩とゴーレム騎乗がメインだったが工作を使えばもっと効率よかったかもしれない。創意工夫と微調整しながらの組み立てがだるいのであまり工作しなかった。
・終盤になるにつれ素材集めのためハイラル各地を巡ることになる。その際、いちいち気候に合わせて装備を変更するのがだるかった。装備の組み合わせをブループリントみたいに登録→呼び出しできたらよかった。
・賢者を全員召喚すると画面がごちゃごちゃして見づらい。自分はチューリとルージュだけ召喚していた。いちいちスキル使うのに話しかけるのは不便。とくにシドとルージュ。ボタン割り当てて押すだけで起動できるとかがよかった。
・ミネル、仲間になったときのムービーがカッコよかったのでゴーレムにめちゃくちゃ期待したら弱すぎてがっかり。乗ってると瘴気ダメージを受けないのはいいが移動速度が遅い。背中にファンを付けるとマシになった。
・ガノンドロフのキャラクターが禍々しかった。いかにも魔王って感じ。ゼルダは夢を見る島とブレワイとティアキンしかやったことないんだが登場時は毎回こんな感じなのか? しかし俺が歳とったせいか、「世界を滅ぼそうとする魔王」って設定にゲームとはいえ限界を感じた。魔王とて王。王なら人はなるべく生かしておいた方が、世界は壊さずにいた方が、搾取や支配をするのに都合がいいように思うんだが。人が死に絶えた崩壊後の世界で王となっても虚しいだけじゃなかろうか。承認欲求も満たせない。
・突然出てきて追いかけてくる瘴気の手、強い。怖い。前作のガーディアンに相当してるんだろうか。ガーディアンは終盤鼻歌まじりで対処できるようになったけど瘴気の手は最後まで出てくるたびパニクった。
・ゼルダは時の賢者コスより英傑コスの方が似合ってるように思う。ヒロインなんだからもうちょっとビジュアル的にかわいくできんかったんか。プルアやパーヤやルージュに負けてないか。
・空エリアがスカスカなのに対して地底エリアは広すぎる。初めて降りたときは暗くて怖かったけど慣れてくると広すぎてだるさしかない。壁のせいで回り道されられることが多くうんざり。クリアした現在も7割程度しかエリア解放をしていない。
・短いムービーにもいいのがあったので全ムービーが再生できるようにしてほしかった。
多すぎるアイテム、ミニイベント、これらはやり込み要素だからやりたい人はやればいいし興味なければスルーすればいいのだろう。ボリュームは相当ある。マップに関しても地上と地底だけで単純に倍の広さ、そこに空まで加わっている。装備品を全て最大強化して図鑑を埋めて祠を全部クリアしてコログを全員見つけてレシピ全部埋めてミニイベント全部クリアして…ってやってたら余裕で1年以上遊べそう。俺は全然使わなかったけどウルトラハンドでいくらでも工作のパターンがあるし。ボリュームがあるのは長く遊べるって面では長所なのかもしれないが、気軽にもう一度最初からプレイし直すのがハードル高くなるので一長一短だな、と思う。
俺としてはとにかくブレワイが衝撃的すぎた。初めてプレイしたオープンワールド。目に見える場所どこへでも行けるという自由。SwitchはPS2以来のハードだったので今のゲームはこんなに進化したのか! と驚いた。 飯を食うのも忘れて没頭した。
ティアキンにも同じくらいの衝撃を期待してしまっていた。だからマップは前回の使い回し*3で、話の展開も似た感じ(四つの地方のダンジョン攻略がメインイベント)の今作は新鮮味が弱かった。ブレワイは初めてのマップだったからどこに何があるかわからず、手探りで旅をするしかなく、それが発見につながっていくのが本当に面白かった。ただしティアキンは驚きがなくなった分、続編として前作の不便だったところが改良されていてプレイがしやすくなっている。
とりあえずクリアだけしとくか、くらいのノリで再開したのにいざ始めるとストーリーを追いながら素材集めて武器強化したりライネルと戦ったりが楽しくて、2時間くらいぶっ続けでプレイしてしまうんだからすごいゲームだと改めて思う。でも2時間も椅子に座ってゲームしてると肩や背中や腰が痛くなってくるのは俺が歳を食ったから。休憩しないと長時間のゲームはできない。若い頃はそんなことなかったんだが。
ゲームに限らない話かもしれないが初見時にしか受けられないインパクトがある。ハイラル城の深穴から瘴気まみれの道をダメージ負いながらラスボス目指してひたすら駆け抜けた恐怖感は、俺の乏しいゲーム体験のうちで忘れられない記憶として今後も残るだろう。ブレワイのプレイ開始直後、洞窟から外へ出た瞬間のパノラマの開放感がそうだったように。