4DX3D吹替で。
3D映画見るのはたぶん『ライオン・キング』以来。たしかIMAX3Dだった。
さっき調べたらファミコンのスーパーマリオ発売が1985年。今年で38年。もうそんなになるのか。
自分が45歳。小学生の頃からマリオはあった。が、あまりゲームに親しむ子供でもなかったのでマリオの思い出は初代とスーパーマリオワールドを友だちの家でやった記憶があるくらい。あとスーファミのマリオカートをちょっとプレイしたかな。それくらい。
王道のアクションゲームのほかに落ちゲー、レース、スポーツ、と任天堂のゲームにマリオはしばしば登場する。そしてマリオの名を冠したタイトルは大抵評判がよく、マリオシリーズというと安定感、優等生、そういうイメージが自分にはある。
ろくにプレイしてこなかった自分みたいなおっさんにすら作品の世界観やキャラクター(敵味方含め)が周知されているのだからマリオはもはやドラえもんやウルトラマンのような国民的キャラクターといっていいのではないか。口ヒゲ生やした配管工のあんちゃんがこれほどの人気キャラクターに、そのゲームは不動の人気シリーズになるなんて初代を作ったときには製作者は思いもしなかっただろう。そう考えると面白いな。
映画はゲームとまったく同じように誰が見ても*1楽しめるだろうとびきりのエンタメだった。100分間、不快になることなく安心してスクリーンに映写される夢に浸っていられる。
ストーリーはある意味陳腐だ。家族の絆、諦めないことの大切さ、ハッピーエンド。大人より子供向けな、王道のザ・エンタメな物語だけど、マリオなんだからそれでいい。ピーチ姫が強キャラだったのが自分的にツボだった。
画面は綺麗、アクションは派手、マリオカート的シーンはよく動くから見ていて楽しかった。自分はわからなかったけどゲーム的な小ネタもあちこちにちらばめられていたかもしれない。
意外だったのがマリオの日常やピーチ姫の生い立ちなどストーリーの背景が説明されたこと。これまで「そういうもの」として受け入れてきて背景なんて気にしたことがなかったから興味深く見た。マリオの家族ってあんなに大勢いたんだな。
この映画、海外ではかなりヒットしたようで、そのニュースを知らなかったら見に行ったかどうか。俺の性格的に「だってマリオでしょ?」とスルーした可能性が高い。ミーハーだから話題になるとふらふらと乗ってしまう。まあマリオであるのは違いないのであまりハードル上げすぎずに見に行った方が幸せになれるとは思う。久々にマリオのゲーム何かやってみようかなという気持ちになるくらいには自分は楽しめた。