2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『イニシェリン島の精霊』はよきボーダーコリー映画だった

『スリー・ビルボード』の監督と知り見に行くことに。 見ているときは全然わからず*1後で知ったのだが舞台は1923年のアイルランドの架空の島。本土では内戦が続いている時代。小さい島だから住民は皆顔見知り。 ブレンダン・グリーソン演じるバイオリン弾き…

pha『持たない幸福論』『どこでもいいからどこかへ行きたい』を読んだ

『人生の土台となる読書』がよかったのでphaさんの本をさらに2冊読んだ。 hayasinonakanozou.hatenablog.com 3冊を通じてphaさんの主張は一貫している。 社会の同調圧力より自分がしたいことや好きなことを優先しよう、大事にしよう。 孤立せず気が合う仲間…

pha『人生の土台となる読書』を読んだ

人生の土台となる読書――ダメな人間でも、なんとか生き延びるための「本の効用」ベスト30 作者:pha ダイヤモンド社 Amazon 著者は冒頭で述べる。読書には「すぐに効く読書」と「ゆっくり効く読書」の2種類があると。 前者は仕事術やライフハックなどの実用書…

なぜそんなに激しく暴力的なのか──映画『ノースマン』を見た

9世紀の北欧が舞台の復讐劇。少年だった王子は目の前で父を叔父に殺され、自らは命からがら逃げ延びる。数年後、生きながらえ成長した彼は仇が今は王位を追われ、娶って妃とした母と一族らとともにアイスランドで農場を営んでいると知り、素性を隠して復讐に…

『本の雑誌2023年2月号』の特集「本を買う」を読んだ

本の雑誌476号2023年2月号 本の雑誌社 Amazon 特集の前文「本は読むためだけにあるのではない。買うためにあるのだ!」がいい。中野善夫さんの寄せた「本を買え。天に届くまで積み上げろ。」は手元に本を置いておけばいつでも(それが遠い未来でも)読むこと…

飯能ハイク 天覧山~多峯主山

起床8時過ぎ。せっかくの平日休みなのでどこかへ行くか、しかし時間的に遠出は無理。俺が休日に出かける定番スポットといえば本屋古本屋か映画館しかない*1がそれらは土日でも行ける、できれば平日の人が少ないだろうメリットを活かせる場所を…と考え運動に…

松本創『軌道』を読んだ

軌道 ――福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い (新潮文庫) 作者:松本 創 新潮社 Amazon 以下、ブクログの感想からコピペ。 2005年4月に発生、107人もの死者を出したJR福知山線脱線事故のノンフィクション。この事故の原因は、収益向上のために安全性を軽視…

2023年年初に思う

もう3日か。今年の121分の1が何もせずにもう過ぎた。 一昨年、昨年と撮っていたおせちの写真は今年はない。なぜならおせちを買っていないから。例年ならば3段重箱セットを購入しているのだが諸事情により今年はなし、来年以降もずっとなし、とあいなった。大…