2019夏季休暇

8/14水曜日から5日間。水曜日。シネマート新宿にて「工作 黒金星と呼ばれた男」鑑賞。今年のベスト候補といっても良さそうな凄い映画。北朝鮮核兵器開発状況を確認すべく潜入した韓国のスパイのお話。金正日と対面するシーンにみなぎる圧倒的緊迫感が凄い。そのあとで明らかになる、北と南の政治的癒着。権力が自らを維持するために仮想敵を必要とする、オーウェル1984」的な政治の構造。怖い。ラストがちょっと臭くて好みじゃなかったが、気分良く観終われるという意味ではあれでいいのかも。鑑賞後、丸亀製麺にて遅めの昼食。14時過ぎだったが満席に近かった。さすが新宿。東急ステイ新宿へチェックイン。休暇なので息抜きのつもりで一人ビジホ。普段は子供部屋おじさん。いつもだと一人ビジホの際は近場をうろついて外食のパターンだが、暑いのと、人の多さにうんざりして、近くのコンビニで買い物して、翌朝まで部屋に籠る。テレビを見て、スマホでネットを見て、持参した「囚われの女Ⅰ」を読了。翌朝もコンビニ飯。外国人の店員が珍しくなくなってきた。コンビニの業務なんて多岐にわたるだろうによくできるなあと感心する。自分が彼らの立場だったとしてそこまでの能力、ガッツがあるだろうか。チェックアウトしてすぐ近くのH&Mでキャップ購入。599円。無印で30%オフだったのでグレーのTシャツ二枚購入。1380円。テアトル新宿で「よこがお」鑑賞。身内が犯罪を犯したために人生が狂った女のお話。彼女を慕う女の情念が絡んで物事はより悪い方へと向かう。主人公は復讐を試みるが、男を寝取るくらいで復讐になるのかな、とちょっと違和感。主要キャストの演技はみんなリアリティがあって素晴らしく見入ってしまった。ラストのクラクション、良かった。新宿の映画館はあとピカデリーに行けば一通り行ったことになる…はず。帰宅して銀行へ小銭を入金。

金曜日。「イソップの思うツボ」鑑賞。これは…ダメでしょう。今年のワースト候補になるほどつまらなかった。全体的に安っぽいし、役者の演技もイマイチ。何よりリアリティが全くなく呆れた。がっかり。帰宅して昼食。そのあと「ダンス・ウィズ・ミー」鑑賞。こっちは楽しく見られた。うまく言えないが映画というよりはテレビドラマっぽい感じだなあ…と思いながら最後まで見ていた。具体的にどこがどうだからとは言えないのだが。家族全員がリビングで楽しく見られる健全な映画と思うが、男に裏の顔がありそうだったり、主人公が実家に寄り付きたがらなかったり、逆恨みで結婚式を台無しにしたり、悪意のようなものが含まれていてブラックな印象も残った。ラストは説明不足。男が実はクソ野郎だとか、主人公の「勝ち組」生活は無理の上に成り立っていた、とか一応作中で示されてはいるけれども、もっと明確でないとあの選択の必然性が今ひとつ伝わってこない。主人公が綺麗で、「アラジン」もそうだったが、美女または美男をスクリーンで見ている、それだけでいい気分になる。ビジュアルって大事だよなあとしみじみ。帰宅して「ホロウナイト 」プレイ。賢者の神殿クリア、グリム巡業団追放で達成率111%、狩猟者の書完成。だいぶやり込んだ。

土曜日。朝10時過ぎからユーロスペースで「隣の影」鑑賞。これ、期待していなかったがすごく良かった。庭に生えた一本の邪魔な木によって隣人同士が次第に憎悪を募らせていく。ドミノ倒し的に悪い方へと物事が向かっていく。ご近所トラブルの戯画化。最後の猫がいい味出している。どういう映画か、ほとんど調べずに見たのも良かった。大満足。ユーロスペースという映画館には高校生くらいの頃から憧れがあって、テレビだかレンタルしてきたビデオだかでマイナーな欧州の映画の予告の最後に「ユーロスペースほかで上映」という文字を見て、近所の映画館ではまずかからない映画を上映するこの映画館はどういう場所なんだろうと思っていた。未だ行ったことのないシネスイッチ銀座もそう。外観がコンクリの打ちっ放しで第一印象はお洒落な箱。エレベーターがあったが階段で3階まで上り、その先のロビーは広々として開放感があった。ベンチが壁に沿って一列。リーフレットや紹介記事の展示。飲料の自販機。今回観たシアター1はかなり狭め。座席も密着しており、173cm60kgの自分でも座ると膝が軽く前の座席の背に触れてしまう。座席も同列の揺れがダイレクトに伝わってくる。鑑賞する環境としてはゆったりできるシネコン、例えば109シネマズのエグゼクティブシートとは比較にならない。マックでダブチのセット、帰宅して知事選の期日前投票。その後ゲーム、読書など。女の人と食事。

日曜日。女の人と食事。喫茶店で2時間ほど駄弁る。帰宅。珍しく宅飲み(ビール一本)。洗濯。明日から出勤。5日だとすぐ終わってしまう。せめて7日欲しい。憂鬱。かなり憂鬱。