2024年GW振り返り まあまあ充実してた

 

11日間あったGWも本日最終日。

前回の記事にも書いたが、これほどの日数でも、やはり過ぎてしまえばあっという間に終わってしまったとの感が強い。

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明日からまた仕事。そして今週はいろいろやらねばならん業務がある。火曜日スタートなので4日行けばいいのがせめてもの慰め。

でも、ああいやだ、行きたくねえという気持ちには(これを書いている時点では)なっていない。連休中だらだら過ごさず、やるべきことをやった達成感があるからだろう。

 

連休前にあらかじめやりたいことを箇条書きしておいた。そのうちの7割くらいはこなせた。もとより全部を達成するのは無理だろうとわかっていたので7割やれれば上出来。

酒を飲み、夜ふかしして翌日の昼過ぎに起きる、起きたあともごろ寝でスマホいじっているうちに日が暮れる…そういう不毛な過ごし方は一日たりともしなかった。そもそも夜ふかしができなかった。加齢のせいか。11日間、規則正しく朝型の生活が送れた。

 

登山し、美術展へ2回行き(伊藤潤二展と川瀬巴水展)、薬用植物園と江戸東京たてもの園へ行き、本棚をDIYして蔵書を整理した。カンデオホテルズ大宮に一泊した。フィットボクシングをほぼ毎日やった。そしてネットに入り浸らなかった。

 

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八王子夢美術館で開催中の川瀬巴水展、人が少なめでストレスなく鑑賞できたのでよかった。じっくり間近で版画を見られた。作品については端正過ぎてちょっと面白みに欠けるように俺には思われた。絵葉書みたいというか。いや、巴水はお約束な名所を避けて日常風景を切り取っているのだが、構図が決まり過ぎていてそういう印象を受けた。好みの問題だろう。

ちょうど八王子駅前の通りで古本まつりをやっていたので覗いてみたが収穫はなし。あと10歳若かったら買ったかもしれない本があったが見送った。あれもこれもと興味の赴くままに読めるほどの体力も時間も俺にはないのだ。まずは自宅の積んである本から片付けていかねば。

しかし古本まつりってどこも高齢者が多い。みな熱心に棚や台の背表紙を読んでいる。攻めの姿勢、見習ったほうがいいのだろうか。

 

年末になると大掃除の季節だとメディアは言うが、俺は毎年GWに大掃除をしている。理由はいくつかある。

冬は基本的にダウナーなので何もしたくない。GWは暖かいので体が動く。

冬は寒いので窓を開けたり水を使ったりしたくない。

冬は寒いので汚れが落ちにくい。

年末年始は何かとやることが多い。対してGWはそうでもない。休暇の日数も多い。

GWは衣替えの時期なので服の整理がしやすい。

…など。

年末にやるより理に叶ってるように俺には思える。

要らんものは大体この時期に捨てる。

今年も水回りの掃除、自室の雑巾がけ、窓の桟掃除など普段あまりできないところを綺麗にした。ぼろくなった冬服を捨てた。要らん本をまとめた(後日売りに行く)。

出かけてもどこも混んでいるのだから無理して遠出せず家のことを片付けるのも一つの見識だろう。

 

同行者とカンデオホテルズ大宮に一泊した。最上階に露天風呂がある。温泉ではないのが惜しい。このホテルには過去に何度か泊まっている。朝食ビュッフェが充実しているので毎回つい食いすぎる。昼になっても腹が減らない。

 

GW、あまり金を使わないのは毎年のこと。デカめの出費は宿泊費と本棚の材料費くらい。

もっと若い頃はGWや夏季休暇になると北海道や沖縄へ出かけたものだが、今は諸々値上がりしてしまったし、オーバーツーリズムの問題もあるし、シーズンに出かける気にはならない。というか中年になって遠出が億劫になった。VRで旅行気分が手軽に疑似体験できるようになったらいいのに。

 

ネットと距離をとって過ごしたのはよかったように思う。俺の観測範囲が偏っているせいか、ネットで同じ話題をもう何年も言い方だけ変えて繰り返しているケース、多くないか? はてブで婚活がどうしたとか、35歳(40歳?)過ぎると趣味への関心がなくなって人生虚しくなるとか、東京と地方では文化資本の差がどうしたとか、目につくたびにその話題何回目だよ、とつっこみたくなる。個人サイトの買ってよかったもの記事、昔は参考になったけど今はどれもステマに見えてスルーしてしまう。広告の手口はより巧妙な、というか悪質なダークパターン化し、SNSは目立つが勝ちとばかりに主語のデカい大袈裟な断言や煽りがはびこり、自己顕示欲と承認欲求の闘技場と化している。

www.nhk.or.jp

 

インターネットはもはやかつてのような現実とは別の居場所ではなくなった。現実と地続きの商業の場になってしまった。いても楽しさよりイライラすることの方が多い。どうせネットに繋ぐならアマプラやNHKプラスを見たり、ラジオを聴いたりした方が有意義だろう。町山智浩さんの映画解説が面白くて連休中よく見ていた。映画の公開情報や新刊の出版情報がなければXのアカウントなんかすぐにでも削除してしまいたいんだが。

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インターネットと適度な距離をとりつつ付き合っていく。ネットの「外」で楽しいことを見出していく。すなわち、リア充になる。これを今年の、ひいては今後の人生のテーマとしたい。

 

 

 

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