一昨日は父親の誕生日だった。会社帰りにケーキ屋に寄り、三人分のケーキを買って帰った。で、缶ビールを飲んで、スーパーで買ったうなぎを食べ、お祝いしていたら、突然、いい酒を飲みたくなった。コロナ禍による外出自粛ムードが高まった3月末以降から、自宅で過ごす時間が増え、同時に、それまではほとんど飲まなかった酒を飲むようになった。といっても元々アルコールに強くない体質なので（飲み会の翌日、他の参加者は平然としているのに自分だけ二日酔いになることが度々あった）当初は缶のレモンサワー （檸檬堂またはレモン・ザ・リッチ）を1本飲む程度だった。夏になってから酒量が少し増えた。レモンサワーからビールへとシフトして、1本から2本、多い時は平日でも3本、それで翌日体がだるいまたは若干頭がぼんやりする、という時があった。最近になって、まだ日中は蒸し暑いとはいえ、17:30には日が沈み、朝はポロシャツ一枚では肌寒く、すでに秋の気配が濃くなりつつある。もうビールの季節は終わり、という気分があった。で、缶ビール一本飲んで少しテンションが上がり、週末は連休でもあるし、と気が大きくなって酒屋へ。当初、獺祭の安いのがあればそれを買うつもりだったが置いてなかった。日本酒はもとより酒自体に全然詳しくない。なぜウィスキーの棚へ行ったのか。10年前、一人暮らしをしていた時、近所に大きい酒屋があり、そこで味もわからないのになんとなく格好いいような気がしてやや高めのウィスキーを飲んでいた時期があった。マッカラン、グレンリベット、ラフロイグ、グレンフィデック、ボウモア。どれも味を覚えていない。この中に凄いスモーキーなのがあった気がするがどれか忘れた。で、棚を見ていって、グレンリベットが一番安かった、といっても税込2800円もしたのだが、なのでこれにした。帰宅して、グラスに開けようとしたらグラスがない。我が家には両親のが一個ずつの二つしかグラスがなかったのを知らなかった。仕方ないので普段使いしているサーモスのタンブラーに適当に注いでストレートで飲んだ。うまい、とは思わなかった。ああ、アルコールだな、少し喉が熱くなって油断するとむせそうだな、と思った。それが21:00頃。自室で残りを飲んでいたら、急に猛烈な眠気が襲ってきて、ベッドに横たわり、そして意識が飛んだ。目が覚めたら2:00だった。風呂にも入らず洋服のまま爆睡してしていた。目覚めて少し頭が重かった。シャワーを浴び、着替え、スマホをいじるなどして過ごし、4:00頃にもう一度寝た。いつも通り6:00に起き、朝食のサラダを食べ、出勤した。
昨日、会社から帰宅し、夕飯はスーパーの弁当か惣菜にしようと買い物に出かけたついでに、隣接するホムセンでグラスを物色しようと思ったら、コロナ禍のため営業時間短縮だそうで、19:00にはすでに閉まっていた。落胆してスーパーに入り、ここに置いてあるかと探してみたら、運のいいことに、あった。税抜き98円。日本製の、食洗機OKの優れもののグラスが。揚げ出し豆腐とサラダと一緒に買って帰った。前日飲んで、ストレートだとちょっと味がきつく感じたので今度はロックにした。すると飲みやすい。どんどん飲める。うまいか、といわれるとわからないが、不味くはない。味の形容はできないが、クセが少なく飲みやすいと思う。アイスのおかげで酒が冷えて喉を通りやすくなるのと、味が薄まりまた徐々に薄まっていくから飲みやすくなるのだろう。指一本分くらい注いだのを水と一緒に20分くらいかけてちびちび飲む。ビールやサワーとはまた違うよさがある。
