407号を入ったところにある。近くに駅などなく、車でないとアクセスしづらい。駐車場は店の前と隣接する場所の二箇所あり。夕方の営業は17:00から、緊急事態宣言中は20:00までの時短営業。平日18:00少し前に訪問。先客が一人か二人いるくらいだった。入ってすぐ左に券売機と消毒用アルコールと自動測定の体温計。手首をかざして測るタイプは初めて見た。以前一度来たことがあり、その時は煮干しそばを食べた。風味はあり、えぐさはなく、食べやすくて旨かった。今回は真鯛そばと鶏中華そばで迷い、後者を選択。850円。食券を買うと若い男性店員にカウンターへ案内される。食券は店員の持っているトレイに載せる。コロナ対策の非接触接客。カウンターは隣の席と衝立で完全に仕切られている。ディスタンスも取られている。
待つこと15分ほど。目の前に運ばれてきたラーメンのビジュアルに感動する。器もいいデザイン。思えばコロナによる緊急事態宣言発出に伴いラーメン屋へ行く機会がめっきり減り、というか外食する機会自体が減り、昨年12月に川越で食べて以来になる（カップラーメンなどラーメン自体は自宅で食べていたけれど）。運ばれてきた今年初ラーメン屋のラーメンにしみじみしてしまった。
で、味なのだが、旨い。ただダシとかそういう細かい風味のことはいつもながら今回もよくわからない。ただでさえ馬鹿舌なのに加え、花粉症で鼻が詰まっているときている。醤油ベースのマイルドなスープ（毎回こんなことばかり言ってるな）。ネギと鶏肉のコンビは焼き鳥を食べているような不思議な感じがした。もも肉の西京焼きと、ぼんじり…だろうか。三種類の鶏肉が入っていて、後の一つがなんというのかはわからない。焼き鳥丼の、ご飯がラーメンになったようなイメージで食べた。麺を食べ終わってもまだ鶏肉が余ったのでだいぶボリュームがある。ししとうがトッピングされていたのが面白い。自分が好きなラーメンはこういう、醤油ベースの中華そばである。
間違いのないお店である。多分真鯛そばも旨いのだろう。三度目の訪問の際には食べてみたい。以前川越店の前を通りかかったら平日の開店前にも関わらず20人くらい並んでいて驚いたが、平日夕方の坂戸店は比較的空いていてスムーズに入店できる。
