川越駅の西口を出て左へ。ローソン、松屋を過ぎて左折、線路沿いの道へ出るとその突き当たりにある。週末の昼時はたいてい行列ができている。今回も三組くらい並んでいた。待つこと20分くらい。店に入って左側に券売機あり。淡麗と濃厚があって、自分は淡麗しか食べたことがなかったので濃厚にしようか迷ったが結局いつもと同じ淡麗の特選にした。うろ覚えだが950円だったと思う。券売機の横に手洗い場があるので待っている間に手を洗おうと水を出したら凄い勢いで出てきてびっくりした。通される前にスタッフの方が来て食券を確認する。ランチタイムは味玉か炊き込みご飯サービスがあると言われ、これも毎度同じく味玉をリクエスト。特選には元から味玉が入っているので二個になると言われる。
店内はカウンターが8席くらいとテーブル席が二つ。カウンター席は各席パーテーションで区切られている。ブラックペッパーとすりごまと柚子胡椒、レンゲと割り箸が置いてある。10分前後で到着。前から渡すスタイル。ラーメンウォーカーによると「弱火で炊き上げる天然魚のアラ、ホタテや昆布で深みを出した魚介ダシに、日向鶏を煮込んだスープを合わせた鶏塩スープ」とのこと。…と引用したのは塩はわかるのだが、ダシとかが全然わからない馬鹿舌だから。キツさがなく美味しいスープだが、主張が弱くて、なんと言ったらいいか…難しい。いや美味しいのは間違いないのだが。だから何度も来ているわけで、ただ、数ヶ月振りに来たこの日は、こんな味だったかな？ とちょっと記憶と齟齬があった。もう少しわかりやすい味だったような…。チャーシューは柔らかく、温かく、自分の好み。軟骨つくねはスープに合っている。味玉は二個でも全然いける。麺は一般的なちぢれ麺。淡麗には柚子胡椒が合うと案内があったので、半分くらい食べたところで柚子胡椒を入れた。ここの柚子胡椒はあまり辛くないので少し多目に入れると味変していいと思う。
一言で言うと、上品なラーメン。スタッフの接客は丁寧で気持ちよかった。感染症対策もしっかりやっていた。川越駅から多分最も近いラーメン屋ではないだろうか。アクセスがいいのは強み。時間をずらせば並ばないで済む（自分が食べ終わって店を出たら行列はなくなっていた）。ルミネのブックファーストで本を買って、ここでラーメンを食べる、というコースを何度かしたことがある。
