ラーメン記録4 新座市・ぜんや

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ぜんやラーメン大盛り

自動車で行った。関越所沢ICを降りて15分くらい。埼玉県民ながら新座に来たのは初めてで勝手がわからずナビが頼り。大通りを入った道沿いの住宅街に店はある。隣に小さい公園。駐車場が4台か5台分あったが既に満車だった。開店30分前に到着したもののすでに10人以上が並んでいた。ベンチが3台。埼玉県内では有名な塩ラーメンの店で、多くの人が来るのだろう、入口前の小さい看板に路上駐車を注意する旨の注意書きがあった。

 

店内は6人がけのカウンターのみのため回転率悪め。開店後20分くらい待ってから入店。入ってすぐ左側に券売機あり。女性スタッフにアルコールをスプレーしてもらう。メニューはぜんやラーメンのみ。そこにメンマを増したのや、チャーシューを増したバージョンが選べる。餃子もあるようだったがこの日はやっていないとのことだった。自分はぜんやラーメン大盛りを注文。値段は忘れたが確か900円くらい。コロナ対策か、席には一人分の箸とレンゲがあらかじめ出してある。席に着いて割とすぐにラーメンが出て来た。店主がカウンター越しに渡すスタイル。まずスープをすすって、初めての味に驚いた。塩なのだが塩辛さみたいなキツさがなくマイルド、でも薄くて物足りない感じは一切ない。これまでに食べたことがない味のラーメン。なんというか、醤油寄りの塩、みたいな印象。麺は細めのちぢれ麺で、この麺がスープによく絡む。チャーシューは小ぶりで少量だったが、トロトロな、自分の好きなタイプだったのでもう少し食べたかった。

 

ラーメンウォーカー埼玉によると川島町の四つ葉と並ぶ県内殿堂入り店舗らしいが、むべなるかな。「ラーメンじゃなく情報を食ってる」という揶揄の言葉もあるが、名店と言われる店に一度は行ってみると驚きとか発見があるかもしれない。比較してはいけないのかもしれないが、数年前に函館の有名店で食べた塩ラーメンは塩の単調な味しかしなくてがっかりした記憶がある。それとは別次元の旨さだった。ラーメンの奥深さ、恐るべし。ただしまた行くかと問われたら…遠いし、駐車場不便だし、並ぶし…どうだろうか。もっと近所にあれば…。