桜が咲いたし、学校の春休みも終わって人出も減っただろうし、遠出がしたくなった。
なので北陸新幹線に乗って富山へ行ってきた。
金曜日、有給。
大宮から11時前のかがやきに乗車。車中ではスマホはいじらず、高原英里『抒情的恐怖群』を読むか寝て過ごした。
13時過ぎ、富山に到着。


一応、富山は初めてではない。2016年に黒部ダムを訪れている。とはいえそのときは市内には行かなかったから、ほぼ初訪問みたいなものと言えばそう。
この日は、予報では朝から夕方までずっと雨。そして強風。

なのでカメラは持っていかなかった。写真はすべてiPhoneで撮影。
腹が減っていたので飯屋を探す。寿司が食えれば食いたかったが、行列ができていたり、高かったりでなかなか自分の中で折り合いがつかず彷徨する。富山の寿司ネタはそりゃあ旨いんだろうけど、大宮だって10貫1250円で旨い寿司が食えるしなあ。

陰キャおっさんの一人旅、今時は回転寿司もタブレット注文かもしれないが*1、それならいいが、いちいち店員に注文するとなるとやり取りがだるい。想像しただけでめんどくさくなってくる。10貫握りとかなら最初に一度頼めば済むからいいんだけど。
迷った末、マルート内にある魚廣の海鮮丼にした。2800円。

ここのお店のいいところは券売機で注文できるところ。席は先に確保しておく。道の駅みたいなスタイル。
味は、もちろん旨かったけれど予想の範囲内の旨さだった。
すでに14時半近かった。ホテルへ向かう。晴れていれば駅から歩くつもりだったが雨が降っている上に強風が吹いているから路面電車を利用する。複数の路線があるのでわかりづらい。案内所で教えてもらう。ついでにSuicaが利用できることも確認する。

グランドプラザ前へ向かう。途中、窓から富山城が見えた。

御宿 野乃富山。ここが本日の宿である。

チェックインはセルフ。この宿を選んだのは温泉大浴場に加えて部屋にも温泉風呂が付いているから。入ってみると思ったより部屋が手狭に感じたが温泉が付いているのだから贅沢は言えない。


しかしいきなり部屋風呂に入りはしない。チェックイン受付時間すぐなら大浴場は空いているはずなのでまずはそちらに浸かりに行く。案の定、一番風呂だった。泉質はかなりぬるぬる。ぬるぬるだといかにも温泉といった感じでありがたみがある。
風呂に入ってさっぱりしたあと、歩いて数分の場所にある富山市ガラス美術館へ向かう。

内部はこんな感じ。


この建物自体はTOYAMAキラリといい、その中に美術館と図書館が入っている、という形のようだ。エスカレーターが入れ違いに設置されているので四角い吹き抜けができているのがユニーク。隈研吾デザイン。
今回、企画展チケットを購入した。エミール・ガレらアール・ヌーヴォーの作品から現代日本の作家の作品まで。写真撮影は可だがネット掲載は不可らしいのでここには載せられないが、なかなか見応えあった。常設展のデイル・チフーリのものだけでも満足できる。ガラスって綺麗だなあと今更ながらの気づきを得た。
館内のカフェにて一服。路面電車のある街って憧れる。

夕食はホテルそばにある末弘軒にて中華そば。

こういうのでいいんだよ、と言いたくなる、優しい味わいのラーメン。手打ち麺は初めて食う食感。地元の人らしい家族連れやグループに混じって、ここでラーメンを啜っていることに不思議な気持ちになる。

城と路面電車。予報通り、一日降ったりやんだりだった。
ホテルに戻ってスマホをいじっているうちに寝てしまう。起きて、部屋風呂に温泉を溜め、浸かる。外泊でもしないと見る機会のないテレビを見るともなく見ているうちにまた寝てしまう。この日の歩数、8000歩。
翌朝、6時起床。朝の散歩に出る。

総曲輪と書いてそがわ。難読だ。

レトロな趣のあるアーケード。素晴らしい。

昨日撮り忘れたガラス美術館の外観。痺れる。角川武蔵野ミュージアムといい、隈研吾さんは木を使わない方が本領発揮できるんじゃないの、と素人目に思う。

歩道も車道も、とにかく道が広い。歩いていてストレスがない。

かわいい子と遭遇する。

路面電車のある街はいい(二度目)。

富山駅といい、アーケードといい、座れる場所がたくさんあるのが親切でいいな、と思った。

鯉のぼり。
ホテルに戻る。ちょうど朝食受付時間の6時半だったので部屋に戻らず直で食堂に向かったら、なんと行列ができていた。しかし20分も経つと行列は解消した。ビュッフェ形式なので少し時間を遅らせた方がゆっくり選べただろう。今後、ホテルの朝食は少し時間をずらして行くことにする。

なんだか妙な取り合わせになってしまった。酢飯を盛った茶碗に刺身を乗せて海鮮丼にするのが定番みたいだが、ブリの混ぜご飯にそそられてしまった。ゆえに自然と刺身定食に。ブリの刺身は脂が乗っていて旨かった。
チェックアウトは11時。部屋に戻って10時まで寝る。
10時半にチェックアウト。
早朝こそ曇っていたがその後は晴れ。ただし相変わらず風は強い。昨日歩けなかった駅までの道を歩く。

富山城と咲き残りの桜。城には興味ないので遠くから眺めたのみ。

松川べりの桜。満開のときならさぞ壮観だろう。

富山駅到着。北口へ抜ける。

北口はだだっ広い。人々とともに先へ進む。皆、目的地は同じ場所のよう。

しばらく行くと超だだっ広い場所に出る。

富岩運河環水公園である。

昔はズームすると画像ガビガビだったのに、最近(というほど新しくもない機種だが)のiPhoneのズームは綺麗にできるようになったんだな、と今回の旅行で知った。

夜はライトアップもあるみたい。

咲き残りの桜と、対岸に見えるのは…。

世界一美しいスタバこと、スターバックスコーヒー富岩運河環水公園店。といっても賞を受賞したのは2008年の話らしいが。富山駅にも二店舗あるし、富山駅周辺スタバ多すぎ。というか、AIに訊いたら日本国内のスタバって2000店舗以上あるらしい。日本人、スタバが好きすぎる。
ホテルからここまで、マップによると2.5km、徒歩35分の距離。足の疲れは大したことないんだけど、歩いている最中ろくに日差しを遮るものがないのがきつい。強風に飛ばされると思って帽子を持ってこなかったのが裏目に出た。
少し休んだあと、駅へ戻り、サンマルクでアイスカフェオレを飲んで一服。朝食をたくさん食べたので昼になっても空腹は感じない。なので抜いた。周辺の施設をぶらつき、お土産を買い、14時過ぎのはくたかで帰路に就いた。車内で『抒情的恐怖群』読了。この日の歩数、13000歩。
今回、新幹線は早割(トクだ値)で乗車できた。往路は10%、復路は30%オフとお得に乗れたのでよかった。2時間ちょいの移動時間はきついかと思ったが、本を読んでいれば案外苦にならなかった。3時間となると体が悲鳴を上げそうではあるが。
今回は天気や時間の都合で駅周辺にしか行けなかった。岩瀬の方にも行ってみたかった。富山県美術館も、当初は行こうと思っていたんだが、暑さにやられてアート鑑賞をする精神的余裕がないのを自覚したのでスルーした。距離はあるがほたるいかミュージアムにも興味がある。それに富山の寿司を食ってみたい。行列ができる店なら並ばずテイクアウトしてホテルの部屋で食うのもひとつの見識だろう。
いろいろやり残したことがあるので、富山、また行こうと思う。
*1:滅多に寿司を食わないのでわからない
