ウルトラストレッチアクティブジョガーパンツだけで過ごした2020Summer

下着から上着まで、自分の持っている衣服の7割はユニクロである。近所に店舗がある。無地で無難なデザインが多い。それほど高価でない。ドライ、ヒートテック、防風など生地の素材が機能的。下着から上着まで店内に衣服一式揃っているので便利。これらの理由からユニクロを選択している。

 

昨年、夏の終わりのセールで感動パンツを購入し、軽さ、薄さに感動した。が、ろくに履かないうちに肌寒くなり、本格使用は今年の夏の予定だったが、表題のウルトラストレッチアクティブジョガーパンツを買ったら、これが動きやすく、軽く、感動パンツよりもさらに感動的だった。ベルトすら要らないのがいい。足首のところにリブがあるので裾が邪魔にならないのもいい。ただし尻ポケットがないので財布やスマホを持ち歩くにはバッグが必要になる。何を措いてもこの動きやすさ、気安さが素晴らしい。家の中でゴロゴロしていたままの格好で外に買い物に出ても違和感がない(はず)。2020年コロナの夏、自分は7月からこっちこればかりを履いて過ごした。本当にこれだけしか履いていない。グレーとブラックが二本、これらを毎日洗濯して代わる代わる。会う人は、こいついつも同じもの着てるな、と思っただろうか。いや、ありえない。誰が中年男性の衣服など気にするか。不潔でなく、みすぼらしくもなければ上出来であろう。ノームコアとかいうファッション、それが自分の好みである。同じような服を着回す、私服の制服化。今日何を着るか。毎朝、会社に行くだけでも憂鬱なのに、さらに考えることを増やすなど論外である。かといって、「着ない」という選択肢はありえない。ならばオートメ化するのがもっとも面倒がない。だからそうする。もちろん気に入っている服というのはある。去年買ったライダースジャケットとか。気に入っている服を着ると気分が上がる。しかしブルーカラーの職場にそんないいものは着ていかないから選択肢に挙がらない。会社に来ていくのは、清潔で、無難な服でありさえすればいい。

 

たまには赤などの鮮やかな色のものも着てみればと女の人は言うが、派手目な色のものを着ると自分という地味な素材の地味さがより強調されて悲惨なことになる。だから自分が選ぶのは、もっぱら白、黒、グレー、ネイビー、ベージュ、カーキ、そんな色ばかりである。紫とか、かっこいいから似合うのがあれば着てみたいのだが、なかなか。ウルトラストレッチアクティブジョガーパンツが履けるのも今月いっぱいだろう。こういうスポーツタイプのパンツの楽さを知ってしまったので、秋から冬はスエットパンツばかりにしてもいい。

 

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