2022年の幸先詣に行ってきた

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先週の土曜日は気温が低く、風が強かった。なんでか知らぬが前日仕事中から頭痛があり、この日起きても治らなかったが、ホテルを予約していたのでダウン、ネックウォーマー、手袋、タイツの完全防寒装備をして昼過ぎに出発。同行者と合流し、国会議事堂前駅へ。土曜日だからか、とても都内とは思えないほど人の姿はまばらだった。チェックインの前にお詣りしたいと同行者が言うので日枝神社へ。ここにはそこそこ人の姿があった。七五三で着飾った子供たちの姿も見られた。

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お詣りしている皆様は今年のお詣りなのか、それとも来年のお詣りなのか。昨年コロナ禍により新年のお詣りによる密を避けるため幸先詣が奨励され、自分もしたのだが今年は聞かない。境内にそういう案内もなかったと思う。幸先詣は昨年限定措置だったか? いやせっかく幸先詣という混雑を避けるスタイルが奨励されたのだから自分は今年も行いたい。感染リスク以前に人混みが嫌なのである。なので今回のを来年の幸先詣とした。健康、安全、平和、金運、大体いつも祈るそれらを祈り、来年用に厄除けのお札を購入。

 

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お詣りの後でせっかくだから国会議事堂を見て行こうとなった。日枝神社から山王坂を上った先まで。イチョウは大半が葉を落としていた。落ちた銀杏が歩道を汚していた。すれ違う人は少なかった。所々に立っている警備の警察官の方が多く感じたくらい。「権力への意志、権力への意志…」と歩きながら呟いていたが連れは無視を決め込んでいた。衆議院会館前の信号から15分くらい歩いただろうか、ようやく正門前に到着。門の前には侵入を防ぐためかパトカーが横付けされており、左右には警察官が。見上げると当然ながら門の横に防犯カメラ。柵越しに国会議事堂を撮ってみると、のっぺりした間抜けな写真に。写真撮るのにうろちょろして警察官に注意されたら嫌だし…と早々に正門前から立ち去る。国会議事堂は衆議院会館前の交差点あたりから撮ったものの方がまだ見られる写真になった。いや、そうでもないな。だめだ。

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で、チェックイン。日枝神社の鳥居のすぐそばにあるザ・キャピトルホテル東急。ハイクラスのホテルはいつもエントランス入ってからフロントがどこかわからず迷うのだが、ここは一本道でわかりやすかった。受付の際デポジットを預けるのはマンダリンオリエンタルやザ・ペニンシュラと同じ。部屋はツイン。先に挙げたホテルほど広くはなかったけれども十分なスペース。シェードやカーテンはリモンコンで操作可能。ソファがあるのが嬉しい。ソファがある場合自分が占拠して横になってドリンクを飲みながらスマホをいじるのが通例。

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夕食は赤坂のふきぬきといううなぎ屋を予約していた。行く途中、ホテルのエレベーターである有名な方と遭遇する。乗らないのかと思いきや乗って来たので一緒に1階まで降りる貴重な体験となったが(たぶん人生でもう二度とないだろう体験)これについては今は書かない。いずれ機会があったら書くかもしれない。さすがに話しかけられなかった。挨拶するのさえためらわれた。あまりに急で心の準備もできていなかったし。エレベーターのドア横で、「あれ? 今乗ってきた人ってもしかして…」と自問していたが、確認のために振り返る勇気も出ず。エレベーターを降り、ホテルから出て連れと二人きりになった瞬間、「今の、そうだよね?」「そうだよ、凄いびっくりしたー」。俺たち先にエレベーターを降りてしまったが失礼だったかも…などと話す。すっかりテンションが上がってしまった。さすが東京、さすが永田町。

 

熱っぽく語り合っているうちにふきぬきに到着。うなぎを食べるのは半年ぶりくらい。大体年に一回か二回食べる機会がある。例年だと焼肉も同じくらいの頻度だが今年は一度も食べなかった。行く機会がなかった。名前を名乗ると地下の席へ案内される。土曜日の夕方だが比較的空いていて店内は静かだった。二人ともうな重(竹)を注文。大体30分程度かかるとのこと。おしゃべりしつつ待つ。途中スタッフの方がお茶のお代わりを淹れてくれた。待たされて食べるうな重は最高である。熱いうなぎと熱いご飯の組み合わせが最高の上にも最高である。焼肉より断然うなぎ。

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うなぎが美味しいのは言うまでもなく、さらにこのお店はテーブルが広く、トイレは綺麗で、スタッフの方たちは接客が丁寧で(帰り際地下からわざわざ一緒に上がってきて見送ってくださった)、美味しいうなぎを食べられただけでも嬉しいのにおもてなしが素晴らしくて、近くに来たら絶対また来よう、今度はうな重の松と、あと一品料理も頼もう、と思った。帰り道、ファミマで適当にお菓子など買って帰る。頭痛がしていたので酒は飲まなかった。

 

翌日。朝食付きのプランだったのでレストランへ。洋食和食どちらかを選択する。自分たちは洋食を。メニューを渡されコースを一つ選べと言われる。四つくらいの中から一番スタンダードっぽいのを選んだ。なんかそういう雰囲気じゃなかったので写真は一枚も撮らず。カフェラテ、ジュース、サラダ、卵料理と、ソーセージやベーコンなど、ヨーグルト、パンが五枚くらい…だったかな。コースなので提供に時間がかかり、80分くらいレストランにいた。部屋に戻って朝風呂に入る。チェックアウトの手続きをすると(宿泊税ってなんで前払いできないのだろう?)ロビーのスタッフからタクシーに乗るかと訊かれる。地下鉄の駅はすぐ近くだし、散歩したかったから断ったが、あれ無料だったのかな? いや、そんなわけないよな。接客に関してこのホテルは記憶にある限り自分がこれまで行ったホテルのうちでもトップクラスで、ふきぬきもそうだが、ここにもまた来たく思った。いいホテルだった。

 

ホテルを出てからは日枝神社に再度お詣りし、赤坂見附駅まで歩き、東京駅へ出て八重洲ブックセンターで買い物をし、御茶ノ水バーガーキングでランチをして帰宅した。例年なら年に二回ほど温泉地か、北海道または沖縄あたりに出かけるのだが新型コロナが流行した昨年に続き今年も遠出はほとんどできなかった。東京だとやっぱり銀座・日比谷・日本橋が落ち着きがあって人も少なくて好きである。今年の宿泊はこれでおしまい。

 

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