今週の休日

土曜日。女の人と所沢のバーガーキングへ。朝9時からワッパーチーズ(オールヘビー)のフリーセット。300円オフクーポンがあるとどうしても使いたくなる。朝から満腹。バーガーキング旨し。大好き。西武線ユナイテッド・シネマとしまえんへ。初めて降りる駅、初めて来る映画館。ユナイテッド・シネマはTOHOシネマズ と比較すると庶民的な映画館のイメージがあったが、ここは案に相違してお洒落だった。特に二階のロビー。照明もシートもモダン。IMAXおよび4DXあり。3月からはIMAXレーザーを導入するとのこと。レーザーがどう凄いのかは知らない。自分は先週に続き2回目になるが、女の人が見ていなかったので「リチャード・ジュエル」鑑賞。観客民度高し。ビニール袋ゴソゴソ人間がいないだけでものすごく快適に鑑賞できる。映画の感想はすでに書いていて、変わることはない。そういう意味では、いい映画だとは思うが、優等生的で、面白みにやや欠けるかもしれない。しかし二回目も飽きずに最後まで見られるのだから並じゃない。再び所沢へ戻り、餃子の王将へ。自分は麻婆豆腐とライス、連れはホルモンの味噌炒め。餃子無料、ビール半額券を消化。会計時スタンプカードをもらう。25個集めてぎょうざ倶楽部会員カードを絶対手に入れる。夕方帰宅。疲れていたのか2時間ほど熟睡。夕飯は抜く。

日曜日。朝イチで「テリー・ギリアムドン・キホーテ」鑑賞。原作をなぞりながら、味気ない現実に抗って夢の美しさを歌い上げる。かつて、学生映画でドン・キホーテを演じた靴職人の老人は、撮影の過程で自分が本当に遍歴の騎士ドン・キホーテだと思い込んでしまう。彼の滑稽な冒険譚が本編のストーリー。しかし原作とは違って、テリー・ギリアム監督はこの老人を愚弄して観客の笑いをとろうとはしない。ドン・キホーテを、ハリウッドの映画監督になる夢を金と欲のために捨てたCM撮影監督と対比させることで、夢を信じる尊さをユーモアを交えながら強調する。ドン・キホーテの従者サンチョ・パンサとして行動をともにするうち、監督の心境も少しずつ変わっていく。そして、死に瀕して夢から覚めた老人から「ドン・キホーテ」の名を引継ぎ、今度は彼自身が夢の住人となる。最後の場面は、現実では死んだ男が、夢の呪文(「俺はサンチョだ」というヒロインの声)により蘇ったと見た。ところどころで笑いを誘い(一騎討ちの場面は最高)、最後にしんみりさせるのも原作と重なる。ドン・キホーテではなく監督を主人公に設定したのはよかった。ダリめいた悪夢のようなセット、豪華絢爛なパーティ、巨人の幻視(ドン・キホーテには風車があんな風に見えていたのかと合点がいった)などの美術も素晴らしい。ヒロインが二人とも美しいのもいい。原作を知っているとなおのこと楽しめると思う。観賞後、マクドナルドでダブチ昼食。帰宅。夕方から20年ぶりか、もっとか、川越スカラ座へ行く。「つつんで、ひらいて」広瀬監督のティーチイン付き上映。装丁家菊地信義の仕事を追うドキュメンタリー。紙を切り、貼り、折り、包み。昔ながらの手仕事によるデザインに驚いた。本屋で本を手にしても、いい装丁の本ならいい装丁だな、と思うが、そうでないとしてもそれが当たり前で、装丁で本を選ぶことはないけれども、やはり美しい装丁の本を手に取ったり、本棚に収納したりすることは、それだけで気分が上がるもので、人間はやはり本能的に美しいものを求めるよう出来ているのだろうか。デザインは人生を豊かにする重要な要素であると思う、本に限らず。ティーチインでは、広瀬監督が、観客からの質問に大して、ユーモアを交えつつ真摯に返答しているのが印象的だった。ティーチイン上映、また機会があれば行きたい。帰り道、餃子の王将で天津炒飯。