iMacのOSを更新したらヒントが開いてApple intelligenceというAIの存在を教えられた。
写真の背景から邪魔なものを削除できるという。
早速使ってみると思った以上に綺麗に消える。楽しくてこれまで撮ってきたデータで少し遊んでみた。
サンライズ瀬戸の客室。左下のビニール袋を消してみる。
違う写真じゃないですよ。窓には袋が映ったままになってる。
昔だったら心霊写真だ。ビニール袋の幽霊。
拡大すると袋があった箇所の線が歪んでいる。
見えない部分を近くのパターンから推測して補修するからこうなるのだろう。
もっと単純な背景パターンでやってみる。昭和記念公園のカモ。
だいぶ綺麗に消えた。この写真だけ見せられたら被写体を消した写真とは判断ができないだろう。2枚並べられて、消したか合成したかどっちだ? と尋ねられたとしたら…それはさすがにわかるか。
もう1枚。横浜、象の鼻パーク。写真奥の二人を消す。
一見最初から写っていなかったように見えるが…
拡大すると、人がいた奥から二本目の柱には、多分最奥のパターンから推測して補修したのだろう、看板はないのに文字だけが浮かび上がっている。
海辺や道なんかだとだいぶ自然に消してしまえる。はじめから存在しなかったかのように。めちゃくちゃ便利な機能だと思うが、これが特別なソフトがなくても簡単に使えるとなるとちょっと怖くなる。誰でも容易にフェイク画像が作成できるということだから。スターリンが生きていたら喜んだだろう。AIが進歩すればするほど悪用されたとき騙されやすくなる。諸刃の剣だ。別に今までだってPhotoshopとかあったんだからしようと思えばいくらでもできたといえばそうなんだけど。自分が使えるようになってはじめてリスクに気がつく間抜け。だからおまえは誰なんだよ。
最近、ChatGPTをよく利用する。仕事中、エクセルの関数を教えてもらって何度も助けられた。以前はわからないことがあるとGoogle検索をしていたが、この頃はピンポイントで俺が知りたい情報になかなかたどりつけない。スクロールしていくのも面倒だ。ChatGPTの方が、答えが多少ずれてても重ねて質問して俺の知りたい答えへと誘導できるので便利だ。たまにドヤ顔で間違ったことを言ってくることもあるが、基本的には信頼できる。前回の記事を書くにあたってChatGPTにフォローしてもらった。
hayasinonakanozou.hatenablog.com
ただ、こちらの意図に逆らわないというか、忖度してくるような感じがある。俺が言ったことに対して、それは違う、と否定されたことはまだない。大抵、そうですね、みたいな枕がつく。顔色窺ってんじゃねえよ、忖度なしで言いたいこと言ってくれよ、と思う。
いずれはブログの校正をやってもらったりアイデアをまとめてもらったりしてもいいかもしれない。まだそんな実際的なレベルにまで親しんでいないので先の話だ。
AIはこれからどんどん進歩していく。パソコンやスマホが出てきたときもそうだったが、好むと好まざるとに関わらず今くらいの段階から接して慣れておいた方がいい。でないと普及したときに苦手意識を持って世の中から取り残されてしまう。AIをうまく使えるかどうかが格差を生む可能性もある。洗濯機があるのにあいつまだ手洗いやってるよ、非効率的すぎるだろ、みたいな。ひとりものの俺は、今の父親のように、スマホでわからないことがあったら息子に聞けばいい、みたいな生き方は不可能だから、なんでもある程度は自分でできるようになっておかねばならない。