2017年10月から4年くらいずっとメインとして使っていたオリコカード・ザ・ポイントを解約した。
年会費無料、基本還元率1%、ETCカード年会費無料とソツのない優等生的なクレカ。このカードを持つようになってからクレカの還元率を意識するようになった。貯まったポイントはアマゾンギフト券に交換可能なので使い道はもっぱらそれだった。
だがソツがないだけに他にも所有している楽天カード、エポスカード、三井住友ゴールドNL、JREカードとの差別化がだんだんできなくなっていた。他のクレカで代替可能、あるいは下位互換的な存在になってしまっていたのは事実。
エポスカード(現在修行中)の強みはETCカード年会費無料とゴールドにアップグレードすれば3つまで選べる支払い先の還元率1.5%。
三井住友ゴールドNLの強みは特定店舗での5%還元とSBI証券での投信積立によるポイント付与。
JREカードの強みはモバイルSuicaオートチャージ機能とチャージ時の1.5%還元、アトレ、ルミネでの3.5%還元。
…と考えるとオリコの優位性ってもはやない。
元々保険の勧誘電話が(金曜夜や土日の昼に)しばしばかかってきて鬱陶しいと感じていたところ、加えてアマゾンギフト券への交換率が低下してしまった*1のが決め手となって解約を決意。他に4枚クレカがある今、使わないクレカをキープする選択肢はない。使わないクレカを持っていても不正利用のリスクを高めるだけ。さっさと解約が吉。必要となれば再入会すればいい。
クレカの解約、何度かしているが基本は電話での手続き。セキュリティの観点からそうなのだろう。オペレーターと通話する、となるとちょっと心理的ハードルが上がる感がある。しかしやってしまえば1分とかからず済む話である。どうせいつかやらねばならないのだからさっさとやるべきだろう。
と思い調べたらオリコは自動通話でも解約可能らしい。しかし手順を読むとクレカのナンバーや暗証番号をスマホのナンバーキーで入力しろと。大丈夫なんだろうが、セキュリティ的に大丈夫か? フィッシングと通じるものがないか? との不審の念が起き*2、手間はかかるが書類での申請を選択した。
数日後、封筒が到着。必要事項を記入してすぐに投函。送料は受取人負担。
現在の俺のクレカ運用について。
エポス修行中。
JREカードはSuica関連。どこかにビューーン! 目当てで6000P目指してチマチマポイントを貯めている*3。2019年から続けてきた「映画館で映画を観る」趣味に最近冷めつつあり以前より電車に乗る機会は減ってしまったが。
楽天カードと三井住友ゴールドNLは毎月楽天証券とSBI証券でそれぞれemaxis slim全世界株式を積立中。来年新NISAが始まったら俺のNISA口座は楽天証券なのでSBI証券での積立は余力的に停止せざるを得ないが、クレカ積み立てによるポイント還元率を考えるとSBI証券にNISA口座を移管したほうがいいような気がしている*4。楽天はモバイル事業の赤字がグループの負担になっているような状況であまり印象がよろしくないのもある。別になんかあっても法律で資産は守られているから気にしすぎなくてもいいんだが。移管するのも面倒くせえし。ファイトクラブのソファの話みたいに、今後の人生、これについてはもう考えなくていい、というような代物はありえない。社会は巨大な有機体で日々変化を続けている。
実家暮らし、交代勤務になって手当がつくようになった、外食が高くなったので自炊が増えた*5、以上の理由から金銭的に現在だいぶ余裕が生じている。6月はやたらと投信が高騰し7月にはボーナスが出た。今の会社に入社した11年前には7000円だった俺の金融資産は今では…ほどにはなった。ガチで頑張れば今の1.5倍くらいに増やせたのだろうがあれこれ遊びに使いながらだったので上昇カーブは緩やかだったかもしれない。構わない。金は使ってなんぼのもの。そして若いうちだからこそ有意義な使い方というのがある。30代中盤から後半は年にたびたび飛行機や新幹線に乗って旅行したものだがいい金の使い方だったと思っている。経験と記憶は人生の宝。40代半ばの今は埼玉から伊香保まで車を運転するのすら億劫になってしまった。
氷河期世代の独身中年、日々体力気力感性が弱まり、生物としての機能は減衰し、朝起きると関節痛、顔にはうっすらとシミ、髪はまだまだあるのが救いだが(両親の遺伝子に感謝)、同居両親と会社の同僚と交際している女性を除けば他に人間関係は一切なく、金が多少(おそらく俺の属性的にはもっと多くないといけない)あろうが寂しい日々を送っていることに変わりはない。が、今の境遇で金がなければもっと寂しくみじめだろう。ないものをねだっても詮無い。上を見てもキリがない。手持ちのカードでやっていくしかないのである。
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