紅葉が見頃らしいので写真を撮りに所沢航空公園まで出かけることにした。紅葉と、航空記念発祥館内に展示されている機体の写真。今年の2月に一度行ってるんだけど時間がなくてゆっくりできなかったので改めて。
レンズは普段使いのM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8を持っていく。
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昼少し前に同行者と待ち合わせ。
車で出発。
目的地へ向かう前に腹ごしらえをするべくイオンに寄る。
先週大阪へ旅行してきた。
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現地で食べたたこ焼きと、普段食べ慣れている銀だこのたこ焼きを比較してみたくなったのでそうした。普通のたこ焼きと焦がし醤油もちチーズ明太の2種類を注文。
店内飲食の場合、普通のたこ焼きが税込638円。決して安くはないがセットドリンクが100円なのでセットにすると外食にしては手頃な価格になる。並んでいた客の大半が持ち帰りだったが、事情があるのかもしれないが、セットにして熱々のうちに店内で食べた方が味的にもコスト的にも優れているように思う。口の中を火傷しそうになりながら食べるたこ焼きは、危険だが旨い。2人で16個。1人8個。足りないかな、と思ったら案外腹が膨れた。
味について。大阪の人に言わせたら「わかってねえなあ」と言われてしまうかもしれないけど、ふわふわなくくるのたこ焼きより、表面がカリッとしている銀だこの方が俺は好き。結局、人は食べ慣れた味を旨いと感じ、住み慣れた町や部屋を居心地よく感じるようにできているのではないだろうか。
ついでにミスドへ寄ってXで知ったディグダのドーナツを注文する。ユニークなデザイン。ポケモンにまったく縁がないのだが(初代が発売された1996年には俺はゲームをしなくなっていた)このデザインを見てしまうとどんなもんかと食べてみたくなってしまう。ミーハー。流されやすい消費者。味は旨い…がギルティに甘い。手がかかるため一日のうち時間を決めて製造、俺たちが食べ終えて店を出る頃にはもう売り切れていた。
その後所沢航空公園まで来たものの駐車場待ちが長蛇の列。付近一帯の路駐もすごくて諦めた。いやー、さすがに公園入るのに待つのはありえないでしょ、貴重な休日の過ごし方として。
それにしてもイオンのフードコートは昼時とはいえほぼ満席なほどの混みようだったし、航空公園だって駐車場は有料だし、インフレだとか実質賃金低下だとかエンゲル係数が高いとか言われても、皆なんだかんだ使えるお金あるんだなあ、と思った。いや俺もその一人か。そしてとくに使えるお金とか考えずに行動している自分を顧みて、皆もこんな感じなのかも、と思った。小さい子供がいたら休日にどこか出かけないわけにはいかないだろうし。
長時間運転していたら腰が痛くなった。
一服すべくコメダ珈琲へ。だらだらしゃべっているうちに日が暮れてきた。不毛な時間の過ごし方。
航空公園、今はライトアップやってるし24時間入場可能だから改めて行ってみる? と同行者が提案するも、いや、俺は日没の紅葉が撮りたいんだ、と意見する。そうしているうちにもどんどん時間は過ぎ、日は沈みゆく。
店を出て、このまま帰るか…と車を走らせるとちょうど公園を通りかかったので寄った。彩の森入間公園。すぐ横が自衛隊の入間基地という立地。
駐車場に入った頃にはもう16時を過ぎていた。寒いのに公園内にはまだかなりの人がいた。
冬の日没の光は情緒不安定になりそうで味がある。喪失感を誘う。しかも今日は日曜日。明日は月曜日、また労働の一週間が始まる。
でも大丈夫。なぜなら明日25日は待ちに待った給料日だから。なんなら月曜日なのに待ち遠しいまである。
情緒不安定になんかなりません。0時を回ったら入金口座アプリを5分おきに更新するのが給料日のルーチン。同じことやってる人、いませんか?
給料日のために働いている。生きている。
あれよあれよと言う間に暗くなっていく。
沖縄の海で日没を眺めていたことがあるが見ていると本当あっという間に太陽は海の向こうに沈んでしまった。
日本のあるあたりは自転の速度が時速1500キロメートルだというからそれも当然か。我々は常に超高速で移動し続けている。
24時間かけて自転しつつ太陽の周りを1年かけて公転する。想像してるとその壮大さと厳密さに頭がおかしくなりそう。
紅葉するのも桜が咲くのも地球が公転しているから。
気が滅入ったときはYouTubeで宇宙関連の動画を視聴する。俺の悩みも苦しみも悲しみも、生き死にさえも、宇宙の広大さと比較すると無に等しい。というか無だ。
地球と比較した太陽の大きさとかね、やばすぎて笑っちゃいますよ。地球の直径が1.3万km、木星が14万km、太陽は140万km、リゲルとかベテルギウスとかなんなんだよもう。直径24億kmて。厨二か。宇宙怖い。宇宙やばい。
なんて話をできる相手は現実にはいない。
聞いてくれるのはあなただけですよ。いつもありがとう。
鴨たちも宇宙のやばさを話しているのかもしれない。
日が落ちた。さあ帰ろう。
また会う日まで。