四十肩、セカンドオピニオン

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昨年末からこっち、ずっと左肩の痛みが続いている。腕を横に伸ばして肩の高さまでも上がらない。可動域がとてつもなく狭まっている。当然日常生活は不便極まりなく、自分はこの季節ユニクロのドライカノコポロシャツばかりを着ているのだが、これを脱ごうと腕を伸ばすと強い痛みが生じる。肩の筋肉だか腱だかが肩甲骨に引っかかるのか、そのまま無理に続けようとすると、脛か足の小指を硬い物にぶつけた時のような更に強く尾を引く痛みに襲われる。自分は痛みに弱い人間である。シャツを着脱するたび、落とした物を拾おうとするたび、背中を掻こうとするたび、風呂でシャンプーするたび、ベッドから寝たまま手を伸ばしてiPhoneのアラームを止めようとするたび痛みを我慢するのに耐えられない。現在は月に一度の整形外科、月に一度から二度に増やしたリハビリを行っているが、夏になってからは右肩にも痛みの症状が出始め、途方に暮れている。で、本日、仕事終わりに別の整形外科へ行ってきた。これがなんともおかしなことに、自分の通っている整形外科と500メートルも離れていない場所にある。いわばお互い商売敵。診察室に通され、症状を訴えると、あまり話を聞いてくれない。医師ってあまり話を聞いてくれない。愚痴を聞いてたらやってられない職業だからか。半年以上痛みが続いて、だるくて夜寝られない時もあり、今日はセカンドオピニオンで来たのですが…というと、「どこに行ってるの?」と。適当にお茶を濁して「近所の…」とか言えばいいのに、迂闊な自分はつい馬鹿正直に商売敵の名を口にしてしまい診察室内が変な空気に…。レントゲンを取り、一緒に見たけれど、肩と筋肉との間に石灰? 水? が溜まっている様子はなく、「典型的な四十肩だね」とのこと。「こんなに長く続くものですか? もう半年以上ですよ」と泣きつくと「だいたい皆さん一年くらいかかるね、人によってはそれ以上かかる」とけんもほろろに言われ暗澹たる気持ちになる。四十肩と聞くと中年の老化現象みたいで軽い響きがあるが、実際になってみるとこれは立派(?)な怪我、負傷だと思う。調べたら「肩関節周囲炎」ともいうらしい。こっちの病名が人口に膾炙されんことを。寝ているうちに筋肉が固まるらしく、起床直後がもっとも症状が酷く、毎朝目覚めが憂鬱。左肩から肘にかけて全体的に終始だる重さがあり、それのせいで寝つきが悪く、昨日は結局三時間ちょっとしか眠れなかった。で「多分違う薬だから」とステロイド注射をしてもらう。針が刺さった時、うまくいえないが、これまで感じたことのない感じ、少しの痛みと、力が抜けていくような感じがした。これは今までなかった感覚だった。いいところに刺さったのだろうか。で、驚いたことに、打ったあとすぐに左腕のだるさが消え、さらには動くようになった。痛み止めと湿布をもらい、一週間後にまた来い、とのこと。とのこと、なのだが、ここからが問題で、まず、腱板断裂等の大怪我でなかったのはよかった。今回も四十肩との診察だから、これはもう間違いないと言っていいだろう。であるならば、やはり元のクリニックで治療を続けるべきか。それともこちらに鞍替えするか。元のクリニックよりも今日行ったクリニックの方が診療日や時間などの面で通いやすい。注射もこちらの方が明らかに効きがよかった。でも元のクリニックで半年も治療やリハビリを続けているわけで…。どうしたものか。

 

hayasinonakanozou.hatenablog.com

これが初期の様子。読んだら、忘れていたことを思い出した。そうだ、軽い段ボールなのに持てなかったんだ。体調の記録は残しておくべき。

 

www.nihonyakushido.com

 症状としては完全にこのサイトの記述と一致する。今ちょっと調べたら一年以上続いている人もいるようだ。憂鬱。