IMAXで2回目の『トップガン マーヴェリック』を見てきた

 

IMAXで2回目に行ってきた。レイトショーだったが観客は50人以上100人未満といったところで公開週を考えると多く感じた。

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展開はわかっているから落ち着いて見られるだろう、と思っていたが、冒頭、爆音のアフターバーナーと流れるデンジャーゾーンを聴いた途端に落ち着きなど吹っ飛んでしまった。IMAXカメラで撮影された映像はIMAXスクリーンでないと画角が削られてしまうのだったか。よく知らないが、とにかく音といい映像といいド迫力で素晴らしかった。4DXは楽しかったがアトラクションの方にどうしても意識が向いてしまう部分があり、純粋に映画を満喫するならIMAXかなと。吹替の方が台詞の情報量は多かったからストーリーを把握する意味では初回を吹替で見たのは正解だった。

 

初見ではマーヴェリックとペニーとの交流に尺を取りすぎと思ったが、2回目では当該シーンにはストーリーの緊張を和らげる効果があると感じて、これでいいのだと考えを改めた。ビーチアメフトのあと帰宅して家のドアを開けっぱなしにするの、自分に自信のある女性じゃないとできないよなあと感心した。『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』ではボンドとマドレーヌの年齢が離れ過ぎていてそこに男の願望みたいなのを感じて違和感があったが、この映画は男女とも年齢が近く、二人の交際のプロセス(かつての恋人同士という設定)が自然な感じでいいなあと思った。

 

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ミッションスタートでマーヴェリックが発艦するシーンの音と映像も臨場感があった。サムズアップからの敬礼、何度見てもカッコいい。今回はトマホークミサイルがF18を追い抜いていくシーンはあまり印象に残らなくて、目標破壊後のミサイル回避と、F14VS第五世代機のドッグファイトのシーンに見入った。知らないうちに肘掛けを強く掴んでいたらしく、ちょっと腕が痺れてしまった。1回目はハングマンが助けに来るシーンをしつこく感じたが、今回は、いや、レジェンドであるマーヴェリックであっても独力では限界があることを示しているのだと思え、感慨深かった。エンディングの白Tにブルージーンズのマーヴェリックがポルシェ911を背景にペニーとキスするシーンは、そこだけ90年代に戻ったようで楽しかった。2回目だったが初見と同じくらい楽しめた。2時間ちょっとがあっという間に過ぎてしまう。